ニューヨーク外国為替市場概況・1日 ユーロドル、小反落

 1日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小反落。終値は1.1721ドルと前営業日NY終値(1.1731ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。「イランは米国との交渉に向けた最新の提案を仲介国のパキスタンを通じて送付した」と報じられたほか、アラグチ・イラン外相が「イランの戦争終結に向けた姿勢について各国外相に説明」との見解を示すと、原油先物相場が下落し、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。4月米ISM製造業景況指数が52.7と予想の53.2を下回ったこともドル売りを促し、23時30分前に一時1.1785ドルと日通し高値を付けた。
 WTI原油先物価格は一時1バレル=99.30ドル前後まで下落したほか、米長期金利の指標とされる米10年債利回りは4.34%台まで低下した。
 ただ、そのあとは一転下落した。トランプ米大統領が「イランからの最新の提案には満足していない」「合意できるかどうかもわからない」と述べたことで、WTI原油先物が102.70ドル台まで下げ幅を縮めると、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢に。トランプ米大統領がEUの自動車・トラック関税を25%に引き上げる方針を示したことも相場の重しとなり、5時30分過ぎに1.1716ドルと日通し安値を更新した。

 ドル円は反発。終値は157.01円と前営業日NY終値(156.59円)と比べて42銭程度のドル高水準だった。アジア時間に一時155.50円まで売り込まれた反動が出た。WTI原油先物の下落や米長期金利の低下、米経済指標の下振れを受けて156.35円付近まで下押しする場面もあったが、米長期金利が上昇に転じると徐々に強含んだ。トランプ米大統領の「イランと合意できるかどうかわからない」との発言もドル買いを促し、157.12円付近まで持ち直した。

 ユーロ円も反発。終値は184.15円と前営業日NY終値(183.70円)と比べて45銭程度のユーロ高水準。24時前に一時184.46円付近まで値を上げたものの、ユーロドルの失速につれた売りが出ると183.98円付近まで下押しした。

本日の参考レンジ
ドル円:155.50円 - 157.33円
ユーロドル:1.1716ドル - 1.1785ドル
ユーロ円:182.64円 - 184.59円

(中村)
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