ニューヨーク外国為替市場概況・16日 ユーロドル、続伸

 16日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続伸。終値は1.1608ドルと前営業日NY終値(1.1590ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間発表の6月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことを受けて、NY市場でもユーロ買い・ドル売りが先行。23時30分過ぎに一時1.1588ドル付近まで下押しする場面もあったが、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ買い・ドル売りのフローが観測されると持ち直した。
 米ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙が「米国はイランと合意した覚書に基づき、イランによる石油や燃料の販売開始を認める見通し」と報じると、WTI原油先物価格が一時1バレル=75ドル台半ばまで急落。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが4.41%台まで低下し、為替市場ではドル売りが優勢となった。1時30分前には一時1.1620ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.1622ドルを上抜けることは出来なかった。

 ドル円は小幅ながら3日続伸。終値は160.43円と前営業日NY終値(160.34円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。内田真一日銀副総裁の金融政策決定会合後の記者会見を受けて、市場では日銀の早期利上げ期待が後退。NY市場でも円売りが優勢となった。前日の高値160.40円を上抜けると一時160.48円まで値を上げた。
 ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、上昇のスピードは緩やかだった。11日の高値160.59円や4月30日の高値160.72円がレジスタンスとして意識された面もあった。WSJ紙記事を受けて原油安・米金利低下が進んだことも相場の重し。

 ユーロ円は3日続伸。終値は186.25円と前営業日NY終値(185.84円)と比べて41銭程度のユーロ高水準。独経済指標の上振れをきっかけにユーロ買いが入ったほか、日銀の早期利上げ観測の後退を背景に円売りが出た。1時過ぎには186.32円と4月30日以来の高値を更新した。

本日の参考レンジ
ドル円:160.05円 - 160.48円
ユーロドル:1.1575ドル - 1.1620ドル
ユーロ円:185.46円 - 186.32円

(中村)
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