ロンドン為替見通し=米5月インフレ指標を前に、ECB高官の発言に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、メインイベントの5月米PCEデフレーターの発表を前に、ECB高官の講演に注目していく展開となる。

 米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターの5月分は、前年比+4.1%と予想されており、4月の同比+3.8%からの伸び率の上昇が見込まれている。予想通り、あるいは予想を上回った場合は、7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が高まることで、ユーロ売り・ドル買いのトレンドに拍車がかかることで警戒しておきたい。

 先日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利上げが決定され、7月理事会での追加利上げ観測が高まる中、ムーラン仏中銀総裁、レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、チポローネECB専務理事の講演に注目しておきたい。

 イランと米国が60日間の停戦に合意して和平協議中となり、WTI原油先物価格がイラン戦争前の60ドル台まで下落していることで、7月の理事会に向けた利上げの有無への言及に注目しておきたい。

 ポンドドルは、スターマー英首相の辞任表明を受けた政局混迷への警戒感から1.31ドル台まで下落している。
 米5月PCEデフレーターの数字次第では、ポンド売り・ドル買いに拍車がかかる可能性があるため、警戒しておきたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1474ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:184.75円(日足一目均衡表・転換線=基準線)
・ポンドドル:1.3301ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:214.01円(日足一目均衡表・転換線)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1210ドル(2025/5/29安値)
・ユーロ円:182.31円(4/30安値)
・ポンドドル:1.3038ドル(2025/11/20安値)
・ポンド円:211.15円(5/18安値)


(山下)
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