NY株見通し-期末リバランスと雇用指標に注目

 今晩は期末リバランスと雇用指標に注目。前日のNY市場は大幅上昇。ダウ平均は前日比306.63ドル高(+0.59%)の52182.74ドルと、終値で初の5万2000ドル台に乗せて過去最高値を更新した。ナスダック総合も2.07%高と6営業日ぶりに反発した。米国とイランの敵対行為停止による地政学リスクの後退や、足元で売られていた半導体株の買い戻しが相場を押し上げた。さらに、この日からダウ平均に新規採用されたアルファベットが4.82%高と急伸し、インデックスの上昇を力強く牽引した。また、連邦最高裁がFRB理事の解任を巡るトランプ大統領の請求を退け、FRBの独立性が維持されたことも安心感につながった。

 今晩の株式市場は、上半期および四半期の最終取引日を迎えることから、機関投資家による期末のポートフォリオ・リバランスの動きが活発化し、ボラティリティが高まりやすい展開が予想される。前日に主要指数が大幅反発し、ダウ平均が最高値を更新した反動から、利益確定売りが出やすい地合いでもある。経済指標では、FRBの金融政策を占う上で労働市場の動向が重視されるなか、5月JOLTS求人件数が発表される。求人件数の減少が予想されており、労働需給の緩和が示されれば利上げ警戒感が和らぐ一方、予想外に強い結果となれば相場の重荷となる。

 今晩の米経済指標・イベントは5月JOLTS求人件数のほか、4月S&Pケース・シラー住宅価格指数、6月シカゴ地区購買部協会景気指数、6月消費者信頼感指数など。企業決算は引け後にコンステレーション・ブランズ、ナイキが発表予定。(執筆:6月30日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。