欧州マーケットダイジェスト・3日 独株最高値・金利上昇・円失速

(3日終値:4日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.30円(3日15時時点比△0.14円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.53円(△0.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1440ドル(▲0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:10679.03(前営業日比△26.16)
ドイツ株式指数(DAX):25779.31(△198.43)
10年物英国債利回り:4.782%(△0.006%)
10年物独国債利回り:2.935%(△0.031%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
5月仏鉱工業生産
(前月比)    ▲0.1%     0.3%・改
6月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
        46.8       47.4
6月独サービス部門PMI改定値
         48.6       46.8
6月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
         49.4       48.9
6月英サービス部門PMI改定値
         48.8       48.7

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は持ち直した。米利上げ観測の後退や政府・日銀による為替介入への警戒感を背景に、アジア市場では一時160.49円と6月18日以来約2週間ぶりの安値まで売られた。市場では「政府・日銀が円安是正に向け、市場を不意打ちする形で再び為替介入に踏み切る可能性が意識され、投資家は警戒感を強めている」との声が聞かれた。
 ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げる展開に。日銀がこの日公表した6日の日銀当座預金残高の見通しを受けて、市場では「前日の急落が円買い介入によるものではなかった」との見方が広がった。「不意打ち介入」への過度な警戒感が後退すると、円売り・ドル買いがじわりと強まり、1時30分過ぎには161.39円付近まで値を戻した。

・ユーロドルは伸び悩み。ドル円が本日安値を付けたタイミングで一時1.1462ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1473ドルがレジスタンスとして意識されると徐々に上値を切り下げた。1時前には1.1435ドル付近まで下押しした。
 なお、ムーラン仏中銀総裁はこの日、「6月の利上げは正しい判断だった」「次回の会合については何ら確約しなかった」と述べたほか、ナーゲル独連銀総裁は「ECBは警戒を怠らず、選択肢を維持すべき」などと発言。また、マクルーフ・アイルランド中銀総裁は「ECBにはインフレ率2%を達成するための断固たる意志がある」などと語った。

・ユーロ円はドル円につれた動き。15時30分過ぎに一時183.94円と日通し安値を付けたものの、前日の安値183.78円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時過ぎには184.61円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値185.09円には届かなかった。

・ロンドン株式相場は続伸し、3月2日以来約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。前日発表された6月米雇用統計が予想を下回ったことを受けて、米利上げ観測が後退すると投資家心理が上向いた。本日のアジア株相場が上昇したことも相場の追い風。ナショナル・グリッドやSSEなど公共事業株が買われたほか、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。前日の米株式市場でダウ平均が史上最高値を更新したほか、本日のアジア株相場が上昇したことを受けて独株にも買いが入った。個別ではエーオン(4.38%高)やホッホティーフ(2.67%高)、シーメンス(2.60%高)などの上昇が目立った。
 なお、欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数も過去最高値を更新した。

・欧州債券相場は下落。株高を受けた。

(中村)
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