欧州マーケットダイジェスト・9日 株高安まちまち・円小動き

(9日終値:10日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=162.28円(9日15時時点比▲0.09円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.61円(△0.01円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1437ドル(△0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:10472.45(前営業日比▲16.59)
ドイツ株式指数(DAX):25118.27(△220.82)
10年物英国債利回り:4.897%(▲0.077%)
10年物独国債利回り:3.084%(▲0.008%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)<発表値>    <前回発表値>
5月独貿易収支
       191億ユーロの黒字 147億ユーロの黒字・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円はもみ合い。欧州勢がドル売りで参入すると一時162.25円まで下げたものの、下値は堅かった。時間外の米10年債利回りが上昇したこともあり162.51円付近まで切り返した。一方、WTI原油先物価格が下落した影響から米金利が一転低下すると、上値が重くなり162.26円付近まで再び値を下げた。ただ値幅としては36銭程度と非常に狭かった。
 なお、政府が7月中の閣議決定を予定する「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)案で、日本銀行の独立性に言及する方向で調整していることが分かった。これまでの原案が、一部市場関係者から日銀の独立性をけん制すると解釈されたことに対する対応とのことだ。

・ユーロドルは方向感が定まらない。欧州勢参入後に買いが強まり、一時1.1449ドルと日通し高値を付けた。その後は米長期金利の上昇に伴って1.1421ドル近辺まで伸び悩んだものの、米金利がその後に低下したため下値も限られた。
 なお、欧州中央銀行(ECB)が9日に公表した6月10-11日開催分の理事会議事要旨では、中東情勢による物価高が持続し、インフレ率は2027年まで目標を上回る見通しであることが示された。追加利上げの明言を避け、データ依存の柔軟な判断方針を強調した。

・ユーロ円は小幅な動きにとどまった。総じて185.70円を挟んで推移。NY時間に入って一時185.82円まで上昇したが、買いは続かなかった。

・ロンドン株式相場は続落。昨日の弱い地合いを引き継ぎ上値は重かったが、引けにかけては押し目買いが入り下げ渋った。アストラゼネカの大幅下落でヘルスケア株の売りが目立った一方、グレンコアなど素材株は買われた。

・フランクフルト株式相場は3営業日ぶりに反発。続落した後とあって押し目買いが観測された。個別では、キアゲン(10.62%高)やインフィニオンテクノロジーズ(4.34%高)が買われた反面、ラインメタル(4.31%安)やドイツ証券取引所(1.37%安)は安かった。

・欧州債券相場は上昇。


(越後)
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