ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ドル円、5日ぶり反発

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5営業日ぶりに反発。終値は157.75円と前営業日NY終値(157.18円)と比べて57銭程度のドル高水準だった。ベッセント米財務長官が「介入の効果を持続させるには、追加措置が必要」「植田日銀総裁が必要な措置を講じるだろうと確信」と述べ、改めて利上げを求める考えを示唆すると円買いが先行。また、ベッセント氏が「ホルムズ海峡を開放し、この紛争においてより正常な立場へと移行するための合意が今日か明日にも成立する可能性がある」と発言すると、中東情勢を巡る懸念が後退し、WTI原油先物相場が大幅に下落。米長期金利も低下し、全般ドル売りも優勢となった。22時30分過ぎには一時157.22円付近まで下押しした。
 ただ、アジア時間につけた日通し安値157.18円が目先サポートとして意識されると徐々に下値を切り上げる展開に。米国株相場や日経平均先物の上昇に伴う円売り・ドル買いも出て、5時前に157.84円付近まで持ち直した。市場では「円安の背景にあった要因に変化はない。今後も円安・ドル高が緩やかに進んでいくとみる」との声が聞かれた。

 ユーロドルは反発。終値は1.1531ドルと前営業日NY終値(1.1509ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。中東情勢を巡る不安が後退し、原油先物相場が下落すると、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。5時30分前に一時1.1534ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.1559ドルを上抜けることは出来なかった。
 なお、イラン外務省報道官は「オマーンとのホルムズ海峡における輸送に関する協議は継続中」と述べたほか、「イランはホルムズ海峡の機雷除去を欧州に許可する方向で検討している」との報道が伝わった。

 ユーロ円は4日ぶりに反発。終値は181.88円と前営業日NY終値(180.90円)と比べて98銭程度のユーロ高水準。21時過ぎに181.18円付近まで下押ししたあとはじり高の展開に。日米株価指数の上昇に伴う円売り・ユーロ買いも出て、5時前に一時181.99円と日通し高値を付けた。
 なお、米株式市場でダウ平均は一時1090ドル超上昇し、連日で史上最高値を更新したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1760円高の6万5660円まで上昇した。

本日の参考レンジ
ドル円:157.18円 - 157.96円
ユーロドル:1.1502ドル - 1.1534ドル
ユーロ円:180.88円 - 181.99円

(中村)
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