株式明日の戦略ー軟調も4桁下落は回避、AI関連は嫌われるも多くの銘柄が上昇

 6日の日経平均は3日ぶり反落。終値は617円安の65683円。米国株はまちまちも、ハイテク株が弱くナスダックが下落した上に、メモリ大手のサンディスクが決算を受けて時間外で大幅安となったことから、これらを嫌気して400円超下げて始まった。半導体株や電子部品株などAI関連が軒並み大幅安となり、すぐに下げ幅を4桁に拡大。一方、プライムでは値上がり銘柄が多く、1300円超下げて65000円を割り込んだところで売りは一巡した。

 前場は4桁の下落で終えたが、後場は下げ幅を縮小。ただ、AI関連の手がけづらさが意識される中、戻りは緩慢となった。前場の高値に接近したところでは押し戻されており、600円を超える下落で取引を終了。前引けでは下落していたTOPIXは、大引けではプラスを確保した。

 東証プライムの売買代金は概算で9兆6800億円。業種別では繊維、医薬品、その他製品などが上昇した一方、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器などが下落した。上方修正を発表した東レ<3402.T>が後場急騰。半面、太陽誘電<6976.T>は上方修正を発表したものの、AI関連に流れが向かない地合いの中で2桁の下落率となった。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1130/値下がり401。上方修正や株主優待の新設を発表した花王が12.8%高。オムロン、バンナムHD、メルカリなどが決算を材料に急騰した。決算発表銘柄では明治HDやキッコーマンなど食品株の動きの良さも目立った。ファーストリテイリング、ニトリHD、良品計画、セブン&アイなど、小売株に強く買われるものが多かった。

 一方、米サンディスクの時間外の下落が嫌気されたキオクシアHDが10.2%安。東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体株の多くが大幅安となった。電線大手のフジクラと住友電工が急落。古河電工は自身の決算で後場に大きく値を戻したが、同業への好影響は限られた。ステラケミファやミネベアミツミが決算を受けて急落。1Qが減収減益となったBIPROGYはストップ安まで売られる場面があった。

 AI関連が総じて弱く、日経平均は下落。一方、値上がり銘柄は多く、TOPIXは上昇した。日経平均もAI関連の売られ度合いを見れば、617円安というのは健闘している。きょうのAI関連の下げは結構きつかった。本日の米国でサンディスクが下げるであろうことは織り込んでいるが、米国のハイテク株の反応次第では、あすもAI関連は敬遠されるかもしれない。ただ、AI関連が弱かったとしても、きょうのようにそれ以外の銘柄には資金が向かうだろう。日経平均の終値は65683円。先週末7月31日の終値は64362円で、現時点で週間では大きく上昇している。75日線(65214円、6日時点、以下同じ)や5日線(64811円)も上回っているだけに、値を保って8月第1週をプラスで終える展開に期待したい。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。