ニューヨーク外国為替市場概況・12日 ドル円、上昇

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇。終値は159.42円と前営業日NY終値(159.28円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。7月米消費者物価指数(CPI)が市場予想通りの結果となったことが分かると、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退。全般ドル売りが先行し、一時158.69円付近まで下押しした。市場では「7月米CPIは『心強い』結果。抑制されたコアインフレがFRBの9月金利据え置きを後押しする」「FRBが直ちに行動する必要性は示されなかった」との声が聞かれた。
 ただ、日本時間夕刻に付けた日通し安値158.60円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えし、3時過ぎには一時159.54円と7月31日以来の高値を更新した。市場では「米CPIを材料としたドル売りは長続きせず、中東情勢を巡る不透明感を背景にドル買いが入った」「マーケットの注目は明日13日の7月米卸売物価指数(PPI)と14日の7月米小売売上高に移った」との声も聞かれた。

 ユーロドルは下落。終値は1.1526ドルと前営業日NY終値(1.1542ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。7月米CPIの結果を受けて米早期利上げ観測が後退すると、全般ドル売りが先行し、22時過ぎに一時1.1563ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、10日の高値1.1567ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、3時過ぎには1.1520ドルと日通し安値を更新した。
 なお、市場では「9月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに発表される8月米雇用統計と同月米CPIの結果を改めて確認したいとの雰囲気がある」との指摘もあった。

 ユーロ円は小幅ながら続落。終値は183.75円と前営業日NY終値(183.85円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。日本時間夕刻に一時183.16円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2時30分過ぎには183.83円付近まで下げ幅を縮めた。ドル円につれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:158.60円 - 159.54円
ユーロドル:1.1520ドル - 1.1563ドル
ユーロ円:183.16円 - 183.97円

(中村)
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