NYマーケットダイジェスト・12日 株まちまち・長期金利横ばい・ドル底堅い

(12日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.42円(前営業日比△0.14円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.75円(▲0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1526ドル(▲0.0016ドル)
ダウ工業株30種平均:53770.27ドル(▲21.58ドル)
ナスダック総合株価指数:26588.49(△143.04)
10年物米国債利回り:4.69%(横ばい)
WTI原油先物9月限:1バレル=83.27ドル(△0.07ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4467.5ドル(△26.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比)    3.6%     ▲2.9%
7月米消費者物価指数(CPI)
(前月比)    0.1%     ▲0.4%
(前年同月比)  3.4%      3.5%
エネルギーと食品を除くコア指数
(前月比)    0.2%      0.0%
(前年同月比)  2.5%      2.6%
7月米財政収支
     4323億ドルの赤字  1203億ドルの赤字

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は上昇。7月米消費者物価指数(CPI)が市場予想通りの結果となったことが分かると、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退。全般ドル売りが先行し、一時158.69円付近まで下押しした。市場では「7月米CPIは『心強い』結果。抑制されたコアインフレがFRBの9月金利据え置きを後押しする」「FRBが直ちに行動する必要性は示されなかった」との声が聞かれた。
 ただ、日本時間夕刻に付けた日通し安値158.60円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えし、3時過ぎには一時159.54円と7月31日以来の高値を更新した。市場では「米CPIを材料としたドル売りは長続きせず、中東情勢を巡る不透明感を背景にドル買いが入った」「マーケットの注目は明日13日の7月米卸売物価指数(PPI)と14日の7月米小売売上高に移った」との声も聞かれた。

・ユーロドルは下落。7月米CPIの結果を受けて米早期利上げ観測が後退すると、全般ドル売りが先行し、22時過ぎに一時1.1563ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、10日の高値1.1567ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、3時過ぎには1.1520ドルと日通し安値を更新した。
 なお、市場では「9月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに発表される8月米雇用統計と同月米CPIの結果を改めて確認したいとの雰囲気がある」との指摘もあった。

・ユーロ円は小幅ながら続落。日本時間夕刻に一時183.16円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2時30分過ぎには183.83円付近まで下げ幅を縮めた。ドル円につれた動きとなった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。7月米CPIの結果を受けて、米早期利上げ観測が後退すると買いが先行した。ただ、マイクロソフトやセールスフォース、アマゾン・ドット・コムなどに売りが集まると指数は下げに転じた。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。決算内容が好感されたAI向けクラウドサービスのコアウィーブや電子機器製造のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)が大幅高となった。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。7月米CPIの結果を受けて、FRBの早期利上げ観測が後退すると買いが先行した。ただ、中東情勢を巡る不透明感が強い中、原油価格の高止まりが相場の重しとなり、引けにかけて値を消した。

・原油先物相場は小幅ながら5日続伸。この日発表された米エネルギー省(EIA)週間石油在庫で原油在庫が大幅に積み増されたことが明らかとなり、石油需要の鈍化観測から82ドル台半ばまで売られる場面も見られた。ただ、不透明な中東情勢を背景に買い戻しも入り、ほぼ横ばいで取引を終えた。

・金先物相場は4日続伸。7月米CPIは前年比やコア前年比が予想通りとなるも、前回からわずかに伸びが鈍化したことで、米9月利上げ期待が後退。金利のつかない金の投資妙味が高まるとの見方から買いが入ると、4500ドル台に乗せる場面が見られた。ただ、その後は利益確定売りが出て上げ幅を縮小した。

(中村)
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