株式明日の戦略-押し目は拾われ連日の3桁上昇、エヌビディアの決算はAI関連の買いを促すか

 26日の日経平均は続伸。終値は405円高の66262円。米国株の上昇を受けても、寄り付きは200円を超える下落。プライムでは値上がり銘柄が多かったものの、AI関連の多くが下げて始まったことが嫌気された。しばらくはじり安基調が継続。一方、400円超下げて65300円台に入ったところで売りが一巡すると、10時以降は切り返した。アドバンテスト<6857.T>やソフトバンクグループ<9984.T>などAI関連にも買われる銘柄が出てくる中、11時台にプラス圏に浮上すると、前場は300円を超える上昇となって高値引け。後場には上げ幅を500円超に広げて66400円台に乗せる場面があった。終盤にかけては上値が重くなったが大きく崩れることはなく、400円を超える上昇で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で6兆7000億円。業種別では証券・商品先物、サービス、保険などが上昇した一方、海運、石油・石炭、金属製品などが下落した。レアメタル「ハフニウム」の国内製造技術を確立したと発表した第一稀元素化学工業<4082.T>が、場中は値が付かずストップ高比例配分。半面、証券会社が投資判断を引き下げたニチレイ<2871.T>が大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり978/値下がり518。アドバンテストが下落スタートからプラス転換して3.6%高。SBIHD、アイザワ証券G、水戸証券など証券株の動きが良かった。1:15の株式分割を発表した東京海上HDが3%近い上昇。テラドローンがリリースを材料にストップ高となった。

 一方、原油安を受けて、INPEX、ENEOS、出光興産などが軟調。川崎汽船など海運株が、前日の急失速で上昇一服が意識されて売りに押された。AI関連では太陽誘電、キオクシアHD、古河電工が2%台の下落。上場廃止が決まったAbalanceがストップ安比例配分となった。

 日経平均は続伸。大きく下げる場面はあったが、きのう同様に押し目は拾われた。あすはエヌビディアの時間外の株価反応が日本のAI関連を大きく刺激して、日経平均はAI関連に翻弄されるといった地合いが想定される。ただ、仮にエヌビディアの時間外の反応が弱く、AI関連が売られたとしても、それ以外の銘柄はダメージをそれほど受けないと思われる。きのうにしてもきょうにしても、日経平均が下げていた場面でもプライムの値上がり銘柄は多かった。TOPIXはきょうまで5日続伸し、4100p台を回復している。AI関連と日経平均がクローズアップされる1日になるだろうが、TOPIXの上昇が続くかどうかにも注意を払っておきたい。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。