株式明日の戦略-全面安で連日の4桁下落、弱気ムードを払しょくできるか

 19日の日経平均は大幅続落。終値は2134円安の65326円。米国でAI関連が大きく売られた流れを受けて、寄り付きから600円を超える下落。67000円を割り込んだ。AI関連の多くが売り込まれ、序盤で一気に下げ幅を2100円超に拡大。65300円台に入ったところではいったん切り返した。しかし、全体でも多くの銘柄が下落する中、66000円近辺では改めての売りに押され、10時台後半辺りからは下値模索が続いた。後場に入ると前場の安値を下回り、下げ幅を2300円超に広げて65100円台に突入。引けにかけてはやや戻したものの、2000円を超える下落で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で10兆1100億円。業種別ではプラスは医薬品と海運の2業種のみで、不動産が小幅な下落。半面、非鉄金属、ガラス・土石、機械などが大幅に下落した。日経平均の連日の4桁下落で物色は保守的に傾き、武田薬品<4502.T>やエーザイ<4523.T>など薬品株が逆行高。半面、AI関連に厳しい地合いとなる中、ソフトバンクグループ<9984.T>が10.3%安と2桁の下落率となった。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり362/値下がり1155。AI関連が弱い裏返しでソフトウェア、SaaS関連の動きが良く、NEC、フリー、マネーフォワードなどが上昇。足元で騰勢を強めている弁護士ドットコムが一時ストップ高となるなど値を飛ばした。カプコンやコナミGなどゲーム株の一角が上昇。松屋やJフロントなど百貨店株の動きが良かった。

 一方、AI関連が軒並み弱く、ソフトバンクGのほか、キオクシアHDや古河電工が2桁の下落率。電線株はフジクラや住友電工も大きめの下落となった。レーザーテックやディスコなど半導体株が大幅安。アドバンテストはプラス転換する場面もあったが、引けでは2%を超える下落となった。AI関連が弱い際に受け皿となることも多い三菱UFJ、三井住友、みずほFGなど銀行株もきょうは大幅安。決算が失望を誘ったパンパシHDが急落した。

 日経平均は大幅続落。きのうときょうの2日間で7月のような弱気相場に引き戻されたような雰囲気もある。AI関連の弱さが目立ったが、きょうはAI関連以外も総じてさえなかった。決算発表が一巡して材料難となる中、地合いが悪化するのであれば買いを急ぐ理由もない。テクニカル面では、きょうの下げ(終値:65326円)で75日線(66062円、19日時点、以下同じ)や25日線(65785円)を下回った。高値更新基調が続いていたTOPIX(終値:4012p)も25日線(4047p)を下回っている。あすも下げ止まらないようだと、投げ売りが出やすくなると思われる。連日の下げを主導したAI関連が挽回して切り返す展開に期待したい。
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