株式明日の戦略ー後場に強含み67000円を上回る、CPIを受けた米国市場の反応に要注目

 12日の日経平均は続伸。終値は553円高の67524円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり983/値下がり530。太陽誘電が後場に強く買われて7.5%高。古河電工や住友電工など電線株の動きが良かった。三菱UFJや三井住友など銀行株が全般堅調。オアシスマネジメントの大株主浮上が判明したエムスリーが急伸し、1Qの大幅増益や自己株取得・消却発表が好感されたシナネンHDが一時ストップ高となるなど値を飛ばした。

 一方、サンリオや楽天Gが決算を受けて2桁の下落率。メックは上方修正が好感されず急落した。為替は円安に振れたが、ホンダ、日産自動車、SUBARUなど自動車株の多くが下落。「円高メリット銘柄」のイメージが強いニトリHDが大幅に下落した。

 フォローの材料が乏しかった中で、日経平均は3桁の上昇。下げる場面はあったものの、安値66735円は9時01分と早い時間につけており、崩れそうな雰囲気がなかった。米国では本日、7月の消費者物価指数(CPI)が発表される。先週発表された米7月雇用統計が弱い結果となっただけに、CPIが弱めであれば、市場は米国の9月利上げは見送られるとの見方を強めるだろう。この場合、米国の長期金利が低下して米ハイテク株に買いが入る公算が大きい。CPIが強めであれば、長期金利が上昇してハイテク株が売られることになると思われる。日本のAI関連の多くは、足元で下げ止まり感は出てきている。ただ、さらに戻りを強めていくには、米国からの追い風が不可欠。米国の9月利上げは回避できる方が望ましい。8月後半のマーケットを占う意味でも、本日のCPIとこれを受けた米ハイテク株の反応が大きく注目される。


(小針)
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