株式明日の戦略ー続落も週間では4桁の上昇、来週は米国の経済指標に要注目
7日の日経平均は続落。終値は76円安の65606円。米国株安を受けても上昇して始まり、開始直後には上げ幅を300円超に拡大。しかし、66000円の節目を前に急失速してマイナス圏に沈んだ。AI関連の多くが弱く、しばらく下げ幅を拡大。一方、4桁安となって64600円台に入ったところで売りが一巡すると、10時台後半辺りからは持ち直した。AI関連以外では買われる銘柄が多く、悲観に傾いたところでは下値が拾われた。後場には一時プラス圏に再浮上する場面もあり、2桁の下落で取引を終了。TOPIXは値上がり銘柄が多い動きを反映して上昇した。
東証プライムの売買代金は概算で10兆8900億円。業種別では石油・石炭、その他製品、ゴム製品などが上昇した一方、建設、その他金融、証券・商品先物などが下落した。今期2度目の上方修正を発表したフジクラ<5803.T>が後場急騰。半面、1Qが市場の期待に届かなかったメイコー<6787.T>がストップ安となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり939/値下がり582。1Qが大幅な営業増益となった任天堂が5%を超える上昇。ゲーム株は4-6月決算が好調であった銘柄が多く、バンナムHDやカプコンなどにも強い動きが見られた。AI関連が嫌われた一方でNECや富士通などソフトウェア関連が大幅上昇。ほか業績関連では、ブリヂストンや岩谷産業が大幅高となり、上方修正を発表した三菱マテリアルやロート製薬がストップ高となった。
一方、前期が営業減益のレーザーテックが2桁の下落率。1Qが減益のソフトバンクGは市場の期待は上回ったものの、株価は売りで反応した。ディスコ、SCREEN、アドバンテストなど半導体株の多くが大幅安。フジクラは決算で急騰したが、古河電工や住友電工は下落で終えた。ほか業績関連では、富士フイルムやTOYOTIREの弱さが目立った。
AI関連の多くがきのうに続いて売りに押された。フジクラの上方修正は反転材料になっても良さそうであったが、同業への好影響すら限られた。AI関連は週を通してみれば悪い動きではなかったが、7月までの下げに一巡感が出た後の戻りとしては物足りない。一方で、AI関連以外の銘柄の動きが良くなっている。今週の指数の週間騰落は日経平均が1.9%高、TOPIXが1.8%高と同程度だが、日経平均は今週2勝3敗でTOPIXは4勝1敗。言うまでもなく、日経平均が下落する日に関しては、AI関連が足を引っ張っている。AI関連はあまりもたつくようだと、いったんは脇役に追いやられる可能性がある。各社の決算は悪くないどころか、良好なものが多く確認できている。8月中にもう一段強く戻す動きが見られるかが注目される。
【来週の見通し】
堅調か。11日が休場で立ち合いは4日。決算発表は続くが終盤戦で、お盆のシーズンにも入るだけに、売買代金は日増しに減少していくと思われる。米国で消費者物価指数(CPI)など注目指標の発表が多くあり、米国の長期金利に注意を払う必要がある。また、AI関連については、米国で13日に発表予定のアプライド・マテリアルズの決算が大きく注目される。いろいろと気を揉む要素は多い。ただ、AI関連はある程度調整が進んでおり、足元ではAI関連が売られる局面ではそれ以外の銘柄に資金が向かっている。引き続き決算を材料に強く買われる銘柄も多くなると見込まれる。物色の裾野が広がりつつある中、米国の金利が上昇すれば金融株、円高が進めば内需株といったように、状況の変化に応じて強く買われる銘柄が出てくることで、全体としては底堅い動きが続くと予想する。
【今週を振り返る】
堅調となった。8月相場に入ったが、AI関連は7月最終週に強烈な押し目買いが入ったことから、これまでと比べると売り圧力が和らいだ。ダウ平均やS&P500が史上最高値を更新するなど外部環境にも改善が見られる中、水曜5日にはAI関連の多くが強く買われて、日経平均は2000円を超える上昇。66000円台を一時回復した。AI関連は完全復活とはならず、週後半にかけては売り直された。しかし、AI関連以外では好業績を受けて強く買われる銘柄も多く、日本株全体としてはしっかりとした動きが続いた。日経平均は5日の大幅高の貢献度が大きく、週間では約1244円高と4桁の上昇。週足では陽線を形成した。
東証プライムの売買代金は概算で10兆8900億円。業種別では石油・石炭、その他製品、ゴム製品などが上昇した一方、建設、その他金融、証券・商品先物などが下落した。今期2度目の上方修正を発表したフジクラ<5803.T>が後場急騰。半面、1Qが市場の期待に届かなかったメイコー<6787.T>がストップ安となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり939/値下がり582。1Qが大幅な営業増益となった任天堂が5%を超える上昇。ゲーム株は4-6月決算が好調であった銘柄が多く、バンナムHDやカプコンなどにも強い動きが見られた。AI関連が嫌われた一方でNECや富士通などソフトウェア関連が大幅上昇。ほか業績関連では、ブリヂストンや岩谷産業が大幅高となり、上方修正を発表した三菱マテリアルやロート製薬がストップ高となった。
一方、前期が営業減益のレーザーテックが2桁の下落率。1Qが減益のソフトバンクGは市場の期待は上回ったものの、株価は売りで反応した。ディスコ、SCREEN、アドバンテストなど半導体株の多くが大幅安。フジクラは決算で急騰したが、古河電工や住友電工は下落で終えた。ほか業績関連では、富士フイルムやTOYOTIREの弱さが目立った。
AI関連の多くがきのうに続いて売りに押された。フジクラの上方修正は反転材料になっても良さそうであったが、同業への好影響すら限られた。AI関連は週を通してみれば悪い動きではなかったが、7月までの下げに一巡感が出た後の戻りとしては物足りない。一方で、AI関連以外の銘柄の動きが良くなっている。今週の指数の週間騰落は日経平均が1.9%高、TOPIXが1.8%高と同程度だが、日経平均は今週2勝3敗でTOPIXは4勝1敗。言うまでもなく、日経平均が下落する日に関しては、AI関連が足を引っ張っている。AI関連はあまりもたつくようだと、いったんは脇役に追いやられる可能性がある。各社の決算は悪くないどころか、良好なものが多く確認できている。8月中にもう一段強く戻す動きが見られるかが注目される。
【来週の見通し】
堅調か。11日が休場で立ち合いは4日。決算発表は続くが終盤戦で、お盆のシーズンにも入るだけに、売買代金は日増しに減少していくと思われる。米国で消費者物価指数(CPI)など注目指標の発表が多くあり、米国の長期金利に注意を払う必要がある。また、AI関連については、米国で13日に発表予定のアプライド・マテリアルズの決算が大きく注目される。いろいろと気を揉む要素は多い。ただ、AI関連はある程度調整が進んでおり、足元ではAI関連が売られる局面ではそれ以外の銘柄に資金が向かっている。引き続き決算を材料に強く買われる銘柄も多くなると見込まれる。物色の裾野が広がりつつある中、米国の金利が上昇すれば金融株、円高が進めば内需株といったように、状況の変化に応じて強く買われる銘柄が出てくることで、全体としては底堅い動きが続くと予想する。
【今週を振り返る】
堅調となった。8月相場に入ったが、AI関連は7月最終週に強烈な押し目買いが入ったことから、これまでと比べると売り圧力が和らいだ。ダウ平均やS&P500が史上最高値を更新するなど外部環境にも改善が見られる中、水曜5日にはAI関連の多くが強く買われて、日経平均は2000円を超える上昇。66000円台を一時回復した。AI関連は完全復活とはならず、週後半にかけては売り直された。しかし、AI関連以外では好業績を受けて強く買われる銘柄も多く、日本株全体としてはしっかりとした動きが続いた。日経平均は5日の大幅高の貢献度が大きく、週間では約1244円高と4桁の上昇。週足では陽線を形成した。