株式明日の戦略-反発し週間でもプラスを確保、9月第1週は底堅い展開を予想
28日の日経平均は反発。終値は273円高の66405円。米国株高を受けても小安く始まり、開始直後には下げ幅を3桁に広げたが、すぐに切り返してプラス転換。決算を受けた米セールスフォースの急騰を追い風に、SaaS関連やソフトウェア株の多くが強く買われた。
前場ではプラス転換した後はじり高基調が続いた。一方、後場は700円超上昇して始まったものの、後場寄りが天井となり、66800円台までで買いが一巡。そこからは前場とは逆に、じわじわと水準を切り下げた。本日夜に米国でウォーシュFRB議長の講演が控えていただけに、手じまいの動きも出やすかった。それでも前場で作った貯金が大きく、プラスは確保。200円を超える上昇で取引を終えた。新興銘柄に上に値幅が出るものが多く、グロース250指数が3.2%高と強い動きを見せた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆1200億円。業種別ではサービス、海運、その他製品などが上昇した一方、非鉄金属、ガラス・土石、その他金融などが下落した。オアシスマネジメントによる株式買い増しが判明したインフォマート<2492.T>が急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたTOYO TIRE<5105.T>が売りに押された。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり873/値下がり631。フリー、マネーフォワード、ラクスなどSaaS関連が連日の大幅上昇。ソフトウェア大手のNECや富士通が強く買われた。任天堂やカプコンなどゲーム株が全般堅調。非公開化観測が伝わった電通総研が買いを集めた。トヨタに関するニュースを材料に自動運転関連が賑わっており、アイサンテクノロジーが一時ストップ高。ティアフォーやヴィッツがストップ高となった。
一方、証券会社が目標株価を引き下げたキオクシアHDが8.8%安。電線大手の古河電工、住友電工、フジクラが弱く、前日とは逆の動きが見られた。住友林業、積水ハウス、大成建設、清水建設など、住宅・建設関連が軟調。住友大阪セメントや太平洋セメントなどセメント株も弱かった。松屋、コジマ、チヨダなどが権利落ちの影響で大きく水準を切り下げた。
本日の東京市場では、上述のようにSaaS関連の動きの良さが目立った。今年はこれらの銘柄が米国のセールスフォース株と連動する傾向があるが、SaaS関連はきのうも強く買われている。一方、エヌビディアと連動しやすい半導体株は、きのうもきょうもそこまで強い動きとはならなかった。今のSaaS関連は、勢いがあった時の半導体株のようだ。
SaaS関連の代表格の一つであるフリーはグロース市場の銘柄で、足元ではグロース250指数も上向きの基調を強めている。今年は「SaaSの死」といったフレーズも出てきただけに、ここが復活してくれば、ソフトウェア、ゲーム、コンテンツ、セキュリティ、コンサルなど、同様に嫌われる場面があった銘柄にも見直し余地が出てくる。SaaS関連は、新型コロナで人々の生活が一変した2020年に大相場を演じている。再び相場の主役になれるか、今後の動向が大きく注目される。
【来週の見通し】
しっかりか。日本ではTOPIXやグロース250指数の動きが良くなっており、物色の裾野が広がっている。9月相場に入り、金曜4日には米国で8月雇用統計が発表される。今週同様、週末に注目イベントを控えるスケジュールだけに、基本的には方向感が出づらいとみる。ただ、資金の振り向け先は多くあるだけに、下げても下値は拾われる公算が大きい。前回7月の米雇用統計は米長期金利の低下と米国株高を呼び込み、これを受けた8月10日の日経平均は、1363円高と4桁の上昇となった。「待ち」の状況の中でも地合いはそれほど悪化せず、底堅い推移を予想する。
前場ではプラス転換した後はじり高基調が続いた。一方、後場は700円超上昇して始まったものの、後場寄りが天井となり、66800円台までで買いが一巡。そこからは前場とは逆に、じわじわと水準を切り下げた。本日夜に米国でウォーシュFRB議長の講演が控えていただけに、手じまいの動きも出やすかった。それでも前場で作った貯金が大きく、プラスは確保。200円を超える上昇で取引を終えた。新興銘柄に上に値幅が出るものが多く、グロース250指数が3.2%高と強い動きを見せた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆1200億円。業種別ではサービス、海運、その他製品などが上昇した一方、非鉄金属、ガラス・土石、その他金融などが下落した。オアシスマネジメントによる株式買い増しが判明したインフォマート<2492.T>が急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたTOYO TIRE<5105.T>が売りに押された。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり873/値下がり631。フリー、マネーフォワード、ラクスなどSaaS関連が連日の大幅上昇。ソフトウェア大手のNECや富士通が強く買われた。任天堂やカプコンなどゲーム株が全般堅調。非公開化観測が伝わった電通総研が買いを集めた。トヨタに関するニュースを材料に自動運転関連が賑わっており、アイサンテクノロジーが一時ストップ高。ティアフォーやヴィッツがストップ高となった。
一方、証券会社が目標株価を引き下げたキオクシアHDが8.8%安。電線大手の古河電工、住友電工、フジクラが弱く、前日とは逆の動きが見られた。住友林業、積水ハウス、大成建設、清水建設など、住宅・建設関連が軟調。住友大阪セメントや太平洋セメントなどセメント株も弱かった。松屋、コジマ、チヨダなどが権利落ちの影響で大きく水準を切り下げた。
本日の東京市場では、上述のようにSaaS関連の動きの良さが目立った。今年はこれらの銘柄が米国のセールスフォース株と連動する傾向があるが、SaaS関連はきのうも強く買われている。一方、エヌビディアと連動しやすい半導体株は、きのうもきょうもそこまで強い動きとはならなかった。今のSaaS関連は、勢いがあった時の半導体株のようだ。
SaaS関連の代表格の一つであるフリーはグロース市場の銘柄で、足元ではグロース250指数も上向きの基調を強めている。今年は「SaaSの死」といったフレーズも出てきただけに、ここが復活してくれば、ソフトウェア、ゲーム、コンテンツ、セキュリティ、コンサルなど、同様に嫌われる場面があった銘柄にも見直し余地が出てくる。SaaS関連は、新型コロナで人々の生活が一変した2020年に大相場を演じている。再び相場の主役になれるか、今後の動向が大きく注目される。
【来週の見通し】
しっかりか。日本ではTOPIXやグロース250指数の動きが良くなっており、物色の裾野が広がっている。9月相場に入り、金曜4日には米国で8月雇用統計が発表される。今週同様、週末に注目イベントを控えるスケジュールだけに、基本的には方向感が出づらいとみる。ただ、資金の振り向け先は多くあるだけに、下げても下値は拾われる公算が大きい。前回7月の米雇用統計は米長期金利の低下と米国株高を呼び込み、これを受けた8月10日の日経平均は、1363円高と4桁の上昇となった。「待ち」の状況の中でも地合いはそれほど悪化せず、底堅い推移を予想する。