31日香港株=反落して始まるか、FRB議長発言が重荷

 週明け31日の香港市場は反落して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が28日の講演でインフレ高止まりへの懸念を示したことで米利上げ観測が高まり、同日の米株式相場が反落した流れを引き継ぐと予想する。ウォーシュ氏は、インフレが上振れしたままなら「やるべき仕事がある」と講演で述べており、市場では利上げに含みを持たせたとの見方が広がった。米長期金利の指標となる10年物米国債利回りは前日比0.05%高い4.72%で終えた。

 一方、好業績を受けた個別物色が相場を下支えする展開があり得る。前週末にかけて2026年6月中間決算を発表したハンセン指数構成銘柄のBYD(01211)、BYDエレクトロニック(00285)、万洲国際(00288)、美的集団(00300)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)、中銀香港(02388)、美団(03690)、招商銀行(03968)、中国銀行(03988)、ペトロチャイナ(00857)、華潤万象生活(01209)の値動きが中国される。また、中国の国家統計局がきょうの寄り付き後に8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表する。

 28日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって反落した。米金利の上昇が警戒された上、前日に大きく買われていたエヌビディアなどの半導体株やハイテク銘柄を中心に利益確定売りが優勢となり、相場を押し下げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、銀行株の中国建設銀行と中国工商銀行、自動車株のBYDが香港終値を下回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、英金融大手のHSBC(00005)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が上回って終えた。
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