ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、売り一服

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売りが一服。24時時点では158.74円と22時時点(159.59円)と比べて85銭程度のドル安水準だった。高田創日銀審議委員の発言をきっかけに、日銀の利上げペースが速まるとの思惑が高まる中、NY勢の本格参入後は円買い・ドル売りが先行。一目均衡表転換線159.30円付近や8月26日の安値158.88円を下抜けると目先のストップロスを誘発し、一時158.22円まで下げ足を速めた。なお、市場では「政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっている」との声も聞かれた。
 ただ、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。8月20日の安値158.03円がサポートとして意識された面もあり、158円台後半まで下げ渋った。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.1593ドルと22時時点(1.1578ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回る8月ADP全米雇用報告やウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言を受けてユーロ買い・ドル売りが先行。ドル円の急落に伴うドル売りも出ると一時1.1609ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.1625ドルが目先レジスタンスとして働くとやや上値が重くなった。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁はCNBCのインタビューで「インフレは緩やかな低下傾向にあると認識」「金利は適切な水準にある」などと話した。

 ユーロ円は24時時点では184.03円と22時時点(184.78円)と比べて75銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出て一時183.66円まで値を下げる場面があった。

 カナダドル円は底堅い動き。対米ドルでは一時1.3848カナダドル、対ユーロでは1.6054カナダドルまで上昇したほか、対円では一時113.83円まで値を下げたあと114.60円台まで急速に持ち直した。
 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)はこの日、市場予想通り政策金利を現行の2.25%に据え置くことを決めたと発表。声明では「インフレの上昇リスクが高まっているほか、米政権によるカナダに対する新たな関税措置で成長見通しの不確実性が増している」との見方を示した。また、「理事会は景気回復の持続性とインフレ見通しを評価し、必要に応じて金融政策を調整する用意がある」と表明した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.22円 - 160.39円
ユーロドル:1.1566ドル - 1.1609ドル
ユーロ円:183.66円 - 185.75円

(中村)
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