オランダ中銀、地政学リスクを理由に金保管先を北米からロンドンへ移管
オランダ中央銀行は地政学的な不安の高まりと危機対応力の強化を理由に、保有する金保管資産のうち86トンを米国およびカナダからロンドンへ移管したことを発表した。今回の移管により、オランダの金保有量全体におけるロンドンの保管割合は18.1%から32.1%に上昇し、最大の保管拠点となった。一方、ニューヨークとカナダの割合はそれぞれ18.5%へと低下した。スレイペン・オランダ中銀総裁は、有事の際に流動性が高く迅速に取引可能なロンドンへの分散を進めることで、危機管理能力を高める狙いがあると説明している。この動きは買い増しではないが、欧州各国のリスク回避の動きとして注視されている。
(越後)
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