ロンドン為替見通し=ユーロドル、ECB理事会待ちで1.16ドル前半を中心に小動きか
本日の欧米で注目の経済指標やイベントは予定されておらず、中東関連のヘッドラインや要人発言など突発的なニュースに注目も、ユーロドルは基本的に明日の欧州中央銀行(ECB)理事会待ちムードが広がりやすく、1.16ドル前半を中心とした小動きが続くと見込まれる。
明日のECB理事会では0.25%の利上げがほぼ織り込まれており、政策金利は2.65%になるとの見方が大勢である。ユーロ圏の8月インフレ率も3%台へ上昇し、原油高が続いていることから、ECBはインフレ抑制を優先する可能性が高い。
ドイツ銀行は、エネルギー価格上昇が長期化することを理由に、ECBが9月だけでなく12月にも0.25%の追加利上げを行うとの見通しを示した。ECBは9月以降の利上げには慎重との見方が強いが、市場では最終的な政策金利が2.90%まで上昇するとの観測も出ている。
ユーロ圏の経済成長見通しに対する楽観的な見方も増えており、サービス業の低迷が続くフランスを除くと、8月の主要国総合PMIは好不況の分水嶺である50を上回っている。中東情勢や天候不順の影響などの景気下押しリスクは燻るものの、足もとの景気、物価動向に照らせば、ECBでは「やや引き締め的」な金融政策の必要性が議論されそうだ。
もっとも、ユーロを取り巻く政治環境は重しである。ドイツではザクセン=アンハルト州議会選挙で「ドイツのための選択肢(AfD)」が大きく躍進し、欧州最大の経済国で政治的分断が強まるとの懸念が浮上している。また、フランスでも財政問題を巡る政治協議が続いており、欧州の政治・財政リスクがユーロの上値を抑えやすい。
・想定レンジ上限
ユーロドルは8月28日高値1.1658ドルや同25日高値1.1680ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドルは4日安値1.1585ドルや90日移動平均線1.1544ドル。
(金)
明日のECB理事会では0.25%の利上げがほぼ織り込まれており、政策金利は2.65%になるとの見方が大勢である。ユーロ圏の8月インフレ率も3%台へ上昇し、原油高が続いていることから、ECBはインフレ抑制を優先する可能性が高い。
ドイツ銀行は、エネルギー価格上昇が長期化することを理由に、ECBが9月だけでなく12月にも0.25%の追加利上げを行うとの見通しを示した。ECBは9月以降の利上げには慎重との見方が強いが、市場では最終的な政策金利が2.90%まで上昇するとの観測も出ている。
ユーロ圏の経済成長見通しに対する楽観的な見方も増えており、サービス業の低迷が続くフランスを除くと、8月の主要国総合PMIは好不況の分水嶺である50を上回っている。中東情勢や天候不順の影響などの景気下押しリスクは燻るものの、足もとの景気、物価動向に照らせば、ECBでは「やや引き締め的」な金融政策の必要性が議論されそうだ。
もっとも、ユーロを取り巻く政治環境は重しである。ドイツではザクセン=アンハルト州議会選挙で「ドイツのための選択肢(AfD)」が大きく躍進し、欧州最大の経済国で政治的分断が強まるとの懸念が浮上している。また、フランスでも財政問題を巡る政治協議が続いており、欧州の政治・財政リスクがユーロの上値を抑えやすい。
・想定レンジ上限
ユーロドルは8月28日高値1.1658ドルや同25日高値1.1680ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドルは4日安値1.1585ドルや90日移動平均線1.1544ドル。
(金)
