NY為替見通し=ドル円、FOMC直前だが原油価格を注視する展開か
本日のNY為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を明日に控えているものの、原油相場や米長期金利に左右される展開が予想される。
まず原油相場について、昨日はサウジアラビアでのパイプライン攻撃に伴う供給途絶への懸念から買いが先行すると、一時105ドル目前まで上昇して5月以来の高値を付けた。その後トランプ米大統領がウクライナ・ロシア双方でエネルギー関連施設への攻撃を控えることで合意したと発言したほか、イランについても交渉の余地があるとの見解を示したことで上げ幅を縮小した。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻はすでに4年を経過するも、和平に向けた双方の主張の隔たりは大きく解決への糸口は見えない状況である。また、トランプ氏は9日に、イランとの対立について中間選挙が終わるまで終結しないとの見通しを示しており、長期戦の様相を呈している。こうした情勢を織り込む形で、本日の時間外のWTI原油先物価格は103ドル台後半まで持ち直している。本日も引き続き、供給不安をあおる出来事が伝われば原油価格に上昇圧力が掛かることが予想される。
また、原油高の影響を受けて世界的なインフレ懸念が高まっており、本日米10年債利回りは時間外で一時5.03%台に上昇して2007年7月以来の高水準を付けた。利回りの上昇が続く場合、ドル買いの流れに沿ってドル円を押し上げることが予想される。
テクニカル面では、153円前後で底練りした後で155円台に乗せたことで、月初からの急落に対する戻りが意識されやすい。昨日そして欧州序盤の上伸を阻んだ3・4日安値155.30円を上抜くと、156円手前に低下してきた日足・一目均衡表の転換線に向けて上値を伸ばすことも考えられる。
なお経済イベントでは、NY序盤に9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表予定。市場予想は15.0と前回20.6より低下見通しではあるが、市場の関心が明日の米FOMC結果公表に集まっている現状では、反応は限定的となることが予想される。そのほか、NY午後には20年債入札も予定されている。
想定レンジ上限
・ドル円は、日足・一目均衡表の転換線155.93円
想定レンジ下限
・ドル円は、執筆時点での本日安値154.21円
(川畑)
まず原油相場について、昨日はサウジアラビアでのパイプライン攻撃に伴う供給途絶への懸念から買いが先行すると、一時105ドル目前まで上昇して5月以来の高値を付けた。その後トランプ米大統領がウクライナ・ロシア双方でエネルギー関連施設への攻撃を控えることで合意したと発言したほか、イランについても交渉の余地があるとの見解を示したことで上げ幅を縮小した。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻はすでに4年を経過するも、和平に向けた双方の主張の隔たりは大きく解決への糸口は見えない状況である。また、トランプ氏は9日に、イランとの対立について中間選挙が終わるまで終結しないとの見通しを示しており、長期戦の様相を呈している。こうした情勢を織り込む形で、本日の時間外のWTI原油先物価格は103ドル台後半まで持ち直している。本日も引き続き、供給不安をあおる出来事が伝われば原油価格に上昇圧力が掛かることが予想される。
また、原油高の影響を受けて世界的なインフレ懸念が高まっており、本日米10年債利回りは時間外で一時5.03%台に上昇して2007年7月以来の高水準を付けた。利回りの上昇が続く場合、ドル買いの流れに沿ってドル円を押し上げることが予想される。
テクニカル面では、153円前後で底練りした後で155円台に乗せたことで、月初からの急落に対する戻りが意識されやすい。昨日そして欧州序盤の上伸を阻んだ3・4日安値155.30円を上抜くと、156円手前に低下してきた日足・一目均衡表の転換線に向けて上値を伸ばすことも考えられる。
なお経済イベントでは、NY序盤に9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表予定。市場予想は15.0と前回20.6より低下見通しではあるが、市場の関心が明日の米FOMC結果公表に集まっている現状では、反応は限定的となることが予想される。そのほか、NY午後には20年債入札も予定されている。
想定レンジ上限
・ドル円は、日足・一目均衡表の転換線155.93円
想定レンジ下限
・ドル円は、執筆時点での本日安値154.21円
(川畑)
