ニューヨーク外国為替市場概況・29日 ユーロドル、続落

 29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.1342ドルと前営業日NY終値(1.1371ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが一時5.2911%前後と2007年6月以来の高水準を記録すると、全般ドル買いが先行。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が前日に、一部の積極的な利上げ観測をけん制する姿勢を示したこともユーロの重しとなり、2時前に一時1.1312ドルと昨年5月29日以来1年4カ月ぶりの安値を更新した。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演で「年内にあと1回の利上げが適切になる可能性がある」としたうえで、「米連邦準備理事会(FRB)は9月に利上げを決定したため、現在は性急に行動する必要はない」と発言すると、米10年債利回りが5.22%台まで上昇幅を縮小。ドルを売る動きが優勢となり、一時1.1343ドル付近まで下値を切り上げた。

 ドル円は小反落。終値は157.29円と前営業日NY終値(157.39円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行すると、0時30分前に157.70円付近まで値を上げたものの、欧州時間に付けた日通し高値157.72円を上抜けることは出来なかった。政府・日銀による為替介入への警戒感も相場の上値を抑えた。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言が伝わると、一時157.16円付近まで下押しした。

 ユーロ円は3日続落。終値は178.40円と前営業日NY終値(178.96円)と比べて56銭程度のユーロ安水準。2時30分過ぎに一時178.11円と日通し安値を付けたものの、引けにかけては178.42円付近まで下げ渋った。ユーロドルにつれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:156.98円 - 157.72円
ユーロドル:1.1312ドル - 1.1374ドル
ユーロ円:178.11円 - 179.13円

(中村)
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