NY為替見通し=ドル円、雇用やインフレ指標に注目 期末フローにも要警戒か

 本日のNY為替市場のドル円は、月末・四半期末の特殊玉に警戒しながら9月ADP全米雇用報告や8月米PCEデフレーターなどを見極めていく展開が予想される。また米イラン関係にも依然として注意が必要だ。報道によればイラン側は本日、和平案に対する米国からの返答を協議するとされる。

 昨日のウィリアムズ米NY連銀総裁の発言を受けて、CMEグループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウォッチ」に変化があった。10月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は47%程度に低下し、据え置き確率が53%程度まで上昇している。12月FOMCに関しては、利上げ確率(4.00-4.25%)が52%程度になっている。

 本日は、バーキン米リッチモンド連銀総裁、クック米連邦準備理事会(FRB)理事、グールズビー米シカゴ連銀総裁らの発言機会が予定されている。ウィリアムズ米NY連銀総裁の利上げを急ぐ必要はない、との見解に対する言及に注目しておきたい。

 加えて本日は、9月ADP全米雇用報告(予想:+7.4万人)や8月米PCEデフレーター(予想:前年比+3.7%)などを確認して、10月FOMCでの金融政策決定を見極めていくことになる。ウィリアムズ米NY連銀総裁も、FOMCの金融政策は経済指標次第と述べていた。

 健全な雇用情勢やインフレ高進が示され、月末・四半期末のドル買いフローも支援材料となってドル円が上昇した場合は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入への警戒が高まりそうだ。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処は、157.86円(9/28高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処は、155.34円(9/17安値)


(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。