ニューヨーク外国為替市場概況・1日 ドル円、続伸

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は158.09円と前営業日NY終値(157.41円)と比べて68銭程度のドル高水準だった。しばらくは158.00円を挟んだもみ合いが続いていたが、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強い中、NY勢本格参入後に円買い・ドル売りのフローが観測されると一時157.24円まで下落した。一時5.3402%前後と2002年以来24年ぶりの高水準を記録した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が「トランプ米大統領はイランへの爆撃再開の考えを側近に語った」と報じると、WTI原油先物価格が93ドル台後半まで上伸。米10年債利回りも5.20%台から5.24%台まで上昇し、ドル買いが強まった。3時過ぎには158.26円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは4日続落。終値は1.1244ドルと前営業日NY終値(1.1330ドル)と比べて0.0086ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ったほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が今週、一部の積極的な利上げ観測をけん制する姿勢を示したことが引き続きユーロの重しとなった。2時30分前には一時1.1215ドルと昨年5月29日以来1年4カ月ぶりの安値を更新した。
 米長期金利が低下に転じると下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。市場では「米景気の底堅さを背景に米金利先高観は根強く、ドル買いを後押ししている」との声が聞かれた。

 ユーロ円は5日続落。終値は177.75円と前営業日NY終値(178.35円)と比べて60銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落や欧州株安に伴う円買い・ユーロ売りが優勢となった。0時30分過ぎには一時176.77円と昨年11月7日以来約11カ月ぶりの安値を付けた。引けにかけては177.81円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:157.24円 - 158.45円
ユーロドル:1.1215ドル - 1.1337ドル
ユーロ円:176.77円 - 179.31円

(中村)
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