ニューヨーク外国為替市場概況・14日 ユーロドル、反落

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.1157ドルと前営業日NY終値(1.1199ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ安水準だった。「イランは原油価格を高止まりさせて米中間選挙に影響を及ぼすことを狙い、ホルムズ海峡を航行する船舶への攻撃に新たな戦術を導入している」との一部報道を受けて原油先物相場が堅調に推移する中、ユーロ売り・ドル買いが先行。米労働省が発表した9月米消費者物価指数(CPI)が前年同月比3.7%上昇、エネルギーと食品を除くコア指数が同2.6%上昇といずれも市場予想を上回ったことが分かると、米早期利上げ観測が再燃し全般ドル買いが加速した。0時過ぎに一時1.1113ドルと昨年5月以来1年5カ月ぶりの安値を更新した。
 ただ、買い一巡後は下げ渋る展開に。米CPI発表後に一時5.32%台まで上昇した米10年債利回りが5.17%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まり、1.1158ドル付近まで下値を切り上げた。

 ドル円は横ばい。終値は158.33円と前営業日NY終値(158.33円)と同じ水準だった。原油高などを背景にドル買いが先行したあとは、9月米CPIの上振れをきっかけにドル買いが活発化した。22時30分前に一時158.95円と9月25日以来の高値を更新した。
 ただ、NY午後に入ると一転下落した。米長期金利が低下に転じたことなどが相場の重しとなり、3時30分過ぎに一時158.05円と日通し安値を更新した。
 なお、米連邦準備理事会(FRB)がこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「全体として、労働市場の状況はほとんど変化がなかった」との見解が示された一方、一部地域でインフレ圧力が強まっていることが示された。

 ユーロ円は反落。終値は176.63円と前営業日NY終値(177.30円)と比べて67銭程度のユーロ安水準。ドル円の失速やユーロドルの下落につれた売りが出た。日米株価指数の下落に伴うリスク回避の円買い・ユーロ売りも入り、3時30分過ぎに一時176.30円と日通し安値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:158.05円 - 158.95円
ユーロドル:1.1113ドル - 1.1211ドル
ユーロ円:176.30円 - 177.59円

(中村)
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