21日香港株=反発か、原油高一服と米長期金利の低下が支え

 21日の香港市場は反発か。前日は終値ベースで10月8日以来およそ2週間ぶりの安値を更新しただけに、割安感に注目した買い直しが入りやすい。米原油先物相場の上昇一服や米長期金利の低下が投資家心理を支えそうだ。米イランの戦闘終結に向けた協議が進展するとの思惑で、20日の米原油先物相場は9営業日ぶりに反落した。同日のNY債券市場で長期金利の指標となる10年物米国債利回りは前日比0.03%低い5.11%で終えた。

 もっとも、買い一巡後はハンセン指数の上値が重い展開があり得る。人工知能(AI)企業の過剰債務や投資回収を巡る不安が根強い上、中東地域の緊張を背景にエネルギー供給が減少するとの懸念がくすぶる。

 20日のNY株式相場は主要3指数が高安まちまち。ダウ平均が3営業日ぶりに反発し、S&P500が続伸した一方、ハイテク株が主体のナスダック総合は小幅に反落した。AI関連銘柄への過剰投資や債務懸念からハイテク株の一角が売りに押されたものの、一部の半導体・AI関連株には買い戻しの動きもみられた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、車載電池大手のCATL(03750)が下回って終えた。

(小針)
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