NY為替見通し=ドル円、失業保険申請件数を見極めつつ、PHPショックによるNY株安に要警戒

 本日のNY為替市場のドル円は、PHP絡みでNY株式市場が大幅に下落する可能性への警戒感からリスク回避の円買いが予想される中、原油価格や米長期債利回りの動向を注視しながら、10月米雇用統計の調査対象週(10月12日週)の米新規失業保険申請件数を見極めていく展開となる。

 前週分の米新規失業保険申請件数の予想は20.0万件で、前回の19.9万件から増加、失業保険継続受給者数の予想は172.0万人で、前回の171.0万人からの増加が見込まれている。

 予想通りならば、雇用情勢の悪化傾向が確認されるため、米国10月の雇用統計への警戒感が高まることになる。
 また、9月米景気先行指標総合指数(予想:前月比▲0.1%)のネガティブサプライズにも警戒しておきたい。

 ドル円は日本株の大幅安などをきっかけに足もとで売りが強まっており、156円台まで下押しして、9月30日以来の安値を更新している。
 上値のテクニカルポイントとしては、日足一目均衡表・基準線の157.19円や同転換線の158.25円付近が挙げられる。
 下値のテクニカルポイントは、日足一目均衡表・雲の下限の155.65円が挙げられる。

 また、引き続きフランスの財政・政治への警戒感、さらにデモの拡大による社会不安を受けたフランス国債市場の動向には注視しておきたい。フランス国債の下落懸念が高まった場合は、本邦機関投資家による仏国債の売却を加速させるため、さらなるユーロ売り・円買い圧力が高まることになる。
 フランス国債のリスクシナリオとしては、格付け会社フィッチ・レーティングスが警告していた格下げの可能性や欧州通貨危機に繋がる可能性などを警戒しておきたい。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、158.25円(日足一目均衡表・転換線)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、155.65円(日足一目均衡表・雲の下限)



(山下)
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