ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ユーロドル、小幅続落

 22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小幅ながら続落。終値は1.1216ドルと前営業日NY終値(1.1232ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。2027年のフランス大統領選挙の行方や、財政赤字の削減を進める予算案の審議の見通しに対する不透明感から、仏財政悪化への懸念が広がると、仏10年債利回りは一時5.1%台まで上昇し、2002年以来約24年ぶりの高水準を記録。為替市場ではユーロ売りが先行した。NY勢参入直後は全般ドル買いが強まったこともあり、23時30分前に一時1.1189ドルと日通し安値を更新した。10月ユーロ圏消費者信頼感速報値が▲17.9と予想の▲17.0を下回ったことも相場の重し。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが節目の5%を割り込み、一時4.93%台と約1カ月ぶりの低水準を付けると次第にドル売りが優勢に。2時30分前には1.1231ドル付近まで下げ幅を縮めた。

 ドル円は3日続落。終値は156.77円と前営業日NY終値(158.14円)と比べて1円37銭程度のドル安水準だった。フランスの政治・財政不安や人工知能(AI)収益懸念、中東情勢の緊迫化に伴う原油高などを背景に、世界的に株価が下落するとリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。20時30分前に一時156.69円と日通し安値を付けた。NY勢参入直後は全般ドル買いが入った影響もあり、157.36円付近まで下げ渋る場面もあったが、米10年債利回りが節目の5%を割り込むと再び上値が重くなった。取引終了間際には156.75円付近まで押し戻された。

 ユーロ円は続落。終値は175.84円と前営業日NY終値(177.62円)と比べて1円78銭程度のユーロ安水準。世界的な株安に伴うリスク回避の円買い・ユーロ売りが入ると一時175.55円と昨年10月以来1年ぶりの安値を付けた。その後の戻りも176.25円付近にとどまった。

本日の参考レンジ
ドル円:156.69円 - 158.25円
ユーロドル:1.1189ドル - 1.1256ドル
ユーロ円:175.55円 - 177.76円

(中村)
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