NYマーケットダイジェスト・30日 AI懸念でハイテク株急落・金利低下・円高
(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.56円(前営業日比▲0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=175.78円(▲0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1160ドル(▲0.0020ドル)
ダウ工業株30種平均:51770.31ドル(▲572.25ドル)
ナスダック総合株価指数:25437.00(▲747.72)
10年物米国債利回り:4.93%(▲0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=104.12ドル(△2.12ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3898.9ドル(▲132.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7-9月期米雇用コスト指数
(前期比) 0.8% 0.9%
10月米シカゴ購買部協会景気指数
55.3 58.8
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロ円は3日ぶりに反落。人工知能(AI)投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、ハイテク株中心に米国株相場が下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ユーロ売りが先行した。前日の安値175.45円を下抜けると一時175.07円と昨年10月以来1年ぶりの安値を更新した。
ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮めた。米国株相場が下げ渋ったことも相場を下支えし、5時過ぎには175.98円付近まで下値を切り上げた。
なお、この日の米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が一時4%近く下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が9%超急落する場面があった。
・ドル円は小幅ながら3日続落。日米株価指数の下落などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行すると、21時前に一時156.96円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表雲下限156.63円がサポートとして意識されると下げ渋った。1時30分過ぎには157.64円付近まで下げ幅を縮めた。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するローガン米ダラス連銀総裁はこの日、「少なくともあと2回、0.25%の利上げを行う必要がある」と述べた。また、ムサレム米セントルイス連銀総裁は「高止まりするインフレに対応するため、追加的な政策引き締めが必要。それも早急に必要になると判断している」と話した。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。10月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったことが分かると全般ユーロ売りが先行。中東情勢の更なる緊迫や世界的な需給逼迫に対する懸念から、原油先物相場が上昇したことも相場の重しとなり、23時過ぎに一時1.1136ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日に付けた年初来安値1.1105ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことも相場を下支えした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受けて、AI投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まると、半導体を含むAIインフラ関連銘柄に売りが広がった。SOXは一時9%超下落した。一方、メルクやウォルマートなどディフェンシブ株は買われ、相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続落した。
・米国債券相場で小幅続伸。AI投資への懸念が高まる中、米国株相場が下落すると相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入った。一方、WTI原油先物相場が上昇すると、インフレへの懸念から債券売りが出たため、上値も限定的だった。
・原油先物相場は反発。米中間選挙後に米国がイランを攻撃するとの警戒感が根強いなか、「ホルムズ海峡で許可されていない航路を通過しようとした石油タンカーが機雷に接触して火災を起こした」と報じられたことで、中東からのエネルギー供給を巡る懸念が広がると、一時105ドル近くまで上昇した。
・金先物相場は3日続落。複数のFRB高官からのタカ派的発言を背景に年内の追加利上げ観測が意識されると、金利のつかない金の投資妙味が薄れて売りが優勢に。中心限月としては約1年1カ月ぶりの安値を付けた。米株式市場での急落を受けた換金売りの動きもまた、重しとなったもよう。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.56円(前営業日比▲0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=175.78円(▲0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1160ドル(▲0.0020ドル)
ダウ工業株30種平均:51770.31ドル(▲572.25ドル)
ナスダック総合株価指数:25437.00(▲747.72)
10年物米国債利回り:4.93%(▲0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=104.12ドル(△2.12ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3898.9ドル(▲132.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7-9月期米雇用コスト指数
(前期比) 0.8% 0.9%
10月米シカゴ購買部協会景気指数
55.3 58.8
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロ円は3日ぶりに反落。人工知能(AI)投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、ハイテク株中心に米国株相場が下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ユーロ売りが先行した。前日の安値175.45円を下抜けると一時175.07円と昨年10月以来1年ぶりの安値を更新した。
ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮めた。米国株相場が下げ渋ったことも相場を下支えし、5時過ぎには175.98円付近まで下値を切り上げた。
なお、この日の米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が一時4%近く下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が9%超急落する場面があった。
・ドル円は小幅ながら3日続落。日米株価指数の下落などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行すると、21時前に一時156.96円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表雲下限156.63円がサポートとして意識されると下げ渋った。1時30分過ぎには157.64円付近まで下げ幅を縮めた。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するローガン米ダラス連銀総裁はこの日、「少なくともあと2回、0.25%の利上げを行う必要がある」と述べた。また、ムサレム米セントルイス連銀総裁は「高止まりするインフレに対応するため、追加的な政策引き締めが必要。それも早急に必要になると判断している」と話した。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。10月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったことが分かると全般ユーロ売りが先行。中東情勢の更なる緊迫や世界的な需給逼迫に対する懸念から、原油先物相場が上昇したことも相場の重しとなり、23時過ぎに一時1.1136ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日に付けた年初来安値1.1105ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことも相場を下支えした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受けて、AI投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まると、半導体を含むAIインフラ関連銘柄に売りが広がった。SOXは一時9%超下落した。一方、メルクやウォルマートなどディフェンシブ株は買われ、相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続落した。
・米国債券相場で小幅続伸。AI投資への懸念が高まる中、米国株相場が下落すると相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入った。一方、WTI原油先物相場が上昇すると、インフレへの懸念から債券売りが出たため、上値も限定的だった。
・原油先物相場は反発。米中間選挙後に米国がイランを攻撃するとの警戒感が根強いなか、「ホルムズ海峡で許可されていない航路を通過しようとした石油タンカーが機雷に接触して火災を起こした」と報じられたことで、中東からのエネルギー供給を巡る懸念が広がると、一時105ドル近くまで上昇した。
・金先物相場は3日続落。複数のFRB高官からのタカ派的発言を背景に年内の追加利上げ観測が意識されると、金利のつかない金の投資妙味が薄れて売りが優勢に。中心限月としては約1年1カ月ぶりの安値を付けた。米株式市場での急落を受けた換金売りの動きもまた、重しとなったもよう。
(中村)
