東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では143.24円と12時時点(142.83円)と比べて41銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.33%台まで上昇したことで、143.31円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小幅高。15時時点で1.0091ドルと12時時点(1.0081ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)がインフレ抑制のために政策金利を2%以上に引き上げる見通し、との報道を背景に底堅く推移。もっとも、米10年債利回りが上昇しており、本日のNYカットオプション1.0100ドルの手前では伸び悩む展開が続いた。

 ユーロ円は強含み。15時時点では144.55円と12時時点(143.99円)と比べて56銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、一時144.55円まで上値を伸ばした。
 クロス円はほぼ全面安の展開となった。豪ドル円は98.03円、ポンド円は166.52円、NZドル円は87.55円、加ドル円は109.99円、スイスフラン円は149.26円まで外貨高・円安が進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 143.31円
ユーロドル:1.0045ドル - 1.0127ドル
ユーロ円:143.39円 - 144.55円

(山下)
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