東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 14日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では143.84円と12時時点(144.38円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。日銀が円買い介入に向けた準備段階として、「レートチェック」をしているとの報道を受けて、143.53円まで下値を広げた。
 鈴木財務相は、円安抑制のためのあらゆる手段の中に、為替介入も選択肢にある、と述べた。

 ユーロドルは小幅安。15時時点で0.9981ドルと12時時点(0.9986ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0002ドルまで上値を伸ばしたものの、本日のNYカットオプション1.0000ドルが上値を抑制した。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では143.57円と12時時点(144.18円)と比べて61銭程度のユーロ安水準だった。日銀のレートチェック報道を受けて、143.43円まで下値を広げた。

 クロス円もつれ安となり、豪ドル円は96.55円、NZドル円は86.13円、ポンド円は165.22円までそれぞれ値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.53円 - 144.96円
ユーロドル:0.9956ドル - 1.0002ドル
ユーロ円:143.43円 - 144.48円


(山下)
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