東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り一服

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は売りが一服。17時時点では138.31円と15時時点(138.36円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。地合い弱いまま、欧州勢が参入するにつれて下値を試す展開に。24日安値138.06円や節目138.00円を割り込むと、ロングの投げを巻き込みながら137.80円まで下げ足を速めた。もっとも15日安値137.68円が支持水準として強く意識され、一巡後は138円台まで切り返した。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたことも支えに138.30円台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では143.49円と15時時点(143.21円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が本日安値を更新した動きにつれて143.06円付近まで下押しした。時間外のNY原油先物が下げ幅を拡大した局面で資源国通貨のクロス円が売られた影響も受けた。ただ大台手前では下げ止まり、ドル円の反発やユーロドルの買い戻しに後押しされて143.50円台まで持ち直した。
 なお、16時過ぎに豪ドル円は92.15円まで日通し安値を更新し、カナダドル円が8月2日以来の安値となる102.53円まで下値を広げた。

 ユーロドルは17時時点では1.0374ドルと15時時点(1.0351ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準だった。欧州序盤は持ち高調整とみられる買い戻しで1.0385ドル付近まで反発した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.80円 - 139.47円
ユーロドル:1.0341ドル - 1.0403ドル
ユーロ円:143.05円 - 144.97円



(小針)
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