東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ渋り

 29日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。10時時点では138.76円とニューヨーク市場の終値(138.95円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。日経平均が下げ幅を広げると、リスク回避的な動きになり138.54円まで弱含んだ。もっとも、東京仲値にかけては邦銀を中心に強引に買い上げられ、右寄せの値決め(TTS=銀行の売りサイド)になったことで、仲値にかけては下げ渋った。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0340ドルとニューヨーク市場の終値(1.0340ドル)とほぼ同水準だった。対円でのドル売りに連れて1.0350ドルまで買われたが、大きな動きを見せることが出来ずもみ合い。

 ユーロ円は上値が抑えられる。10時時点では143.49円とニューヨーク市場の終値(143.66円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。株安を嫌気した円買いでユーロ円は143.39円までじり安になったが、東京仲値にかけては強引な持ち上げで143.70円近辺まで戻した。しかし、仲値後は再び上値が抑えられている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.54円 - 138.96円
ユーロドル:1.0338ドル - 1.0350ドル
ユーロ円:143.39円 - 143.72円


(松井)
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