東京外国為替市場概況・10時　豪ドル、小高い

　23日の東京外国為替市場で豪ドルは小高い。昨日の下落が一服して戻りを試す動きとなっている。豪ドル／ドルは一時0.6824ドル、豪ドル円は92.02円までじり高。10－12月期豪民間設備投資は前期比+2.2％と、+1.3％程度の結果を見込んでいた市場予想を上回り、前期分も-0.6％から0.6％に上方修正される強い数字だった。ただ、豪ドルは結果発表前からじり高の流れをたどっており、好結果な指標自体への直後の反応は限られた。

　ドル円はもみ合い。10時時点では134.85円とニューヨーク市場の終値（134.84円）と比べて1銭程度のドル高水準だった。東京休場とあって、限られたレンジでもみ合い。134.96円まで小幅に上値を伸ばす場面もあったが伸び悩んだ。

　ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0612ドルとニューヨーク市場の終値（1.0605ドル）と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円が上値を伸ばした後に下押すと、ユーロドルは1.0612ドルまで小幅にユーロ高・ドル安となった。

　ユーロ円は小戻し。10時時点では143.10円とニューヨーク市場の終値（143.09円）と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が小幅高となったことヘの連れ高に続き、ユーロドルが小高く推移したことが支えとなり、昨日NY終値付近へ戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：134.70円　-　134.96円
ユーロドル：1.0603ドル　-　1.0612ドル
ユーロ円：143.00円　-　143.18円

（関口）