東京外国為替市場概況・10時 豪ドル、急伸

 25日の東京外国為替市場で豪ドルは急伸した。9時半に発表された10-12月期豪消費者物価指数(CPI)および12月の月次CPI、また豪準備銀行(RBA)が政策決定時に重要視するトリム平均値等すべてが市場予想より上振れたことで、指標発表前に2.92%台まで低下していた豪3年債利回りが3.09%台まで急騰した。豪ドルも同様に対円で91.48円を底に、指標発表後には昨年12月16日以来となる92.39円まで一時急伸した。対ドルでも0.7033ドルから0.7085ドルまで強含んだ。

 ドル円は強含み。10時時点では130.33円とニューヨーク市場の終値(130.15円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。8時過ぎには130.04円まで弱含んだドル円だが、5・10日(ゴトー日)ということもあり東京仲値まではドル買い需要が優勢で、一時130.46円まで強含んだ。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0887ドルとニューヨーク市場の終値(1.0887ドル)とほぼ同水準だった。豪ドル/ドルの上昇にもつれることもほぼなく、小動きのまま。早朝からのレンジも10Pipsに収まっている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では141.89円とニューヨーク市場の終値(141.72円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円の動きに連れる展開となり底堅い動き。一時142.06円まで買われ、昨日高値142.20円に迫った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.04円 - 130.46円
ユーロドル:1.0881ドル - 1.0891ドル
ユーロ円:141.57円 - 142.06円

(松井)
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