東京外国為替市場概況・10時 豪ドル、軟調

 31日の東京外国為替市場で豪ドルは軟調。12月豪小売売上高が前月比-3.9%と、-0.3%程度の結果を見込んでいた市場予想から下振れ、11月修正値+1.7%から大幅なマイナスヘ転じたことが売り材料となった。対ドルで一時0.7039ドル、対円で91.74円まで売られた。

 ドル円は小安い。10時時点では130.30円とニューヨーク市場の終値(130.39円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。日経平均株価の小高い寄り付きが想定されるなか130.53円までじり高となったものの頭打ち。9時前に伝わった鈴木財務相の「政府・日銀共同声明の見直しの是非言及は時期尚早」との発言への反応はさほど強くなかったが、時間外取引の米10年債利回りが3.52%へ低下するなか、130.21円まで小幅に下値を広げた。

 ユーロ円も小幅安。10時時点では141.42円とニューヨーク市場の終値(141.52円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連動し、141.32円まで小幅に下値を広げた。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0853ドルとニューヨーク市場の終値(1.0851ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドルじり安を支えに1.0857ドルまでわずかに上値を広げた。しかし、本日ここまでの値動きはまだ10pips。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.21円 - 130.53円
ユーロドル:1.0847ドル - 1.0857ドル
ユーロ円:141.32円 - 141.65円

(関口)
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