ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、急落

 22日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は急落。4時時点では131.41円と2時時点(132.58円)と比べ1円17銭程度のドル安水準だった。一時131.03円まで下落。米10年債利回りが3.45%台へ低下し、金融政策の動向を敏感に反映する2年債の利回りは3.91%台へ下振れたことでドル売りが強まった。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り0.25%の利上げを決定したものの、声明で進行中の利上げに関する言及が削除されたことが重しとなった。会合後の会見で、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が利上げ休止も検討したことに振れると、米金利低下・ドル売りが強まった。その後、パウエル議長が「FRB当局者らは今年の利下げを見込んでいない」と述べると下げ渋った。

 ユーロドルは堅調。4時時点では1.0879ドルと2時時点(1.0798ドル)と比べて0.0081ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の低下を支援に、一時1.0912ドルまで上昇した。

 ユーロ円は小安い。4時時点では142.96円と2時時点(143.17円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇は支えとなったものの、ドル円の下落による円買いが重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.03円 - 133.00円
ユーロドル:1.0759ドル - 1.0912ドル
ユーロ円:142.39円 - 143.63円

(関口)
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