ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、続落

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は130.85円と前営業日NY終値(131.44円)と比べて59銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時131.66円と日通し高値を付けた。
 ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が近いとの観測が高まる中、ドル売りが出やすい面があった。一時は480ドル超上昇したダウ平均が下げに転じると、リスク回避の円買い・ドル売りが強まり、4時30分前に130.32円と2月10日以来の安値を更新した。
 なお、前日に「預金保険の上限引き上げは検討していない」との考えを示していたイエレン米財務長官が本日の議会証言では「正当化される場合、預金保護のために追加措置を講じる用意がある」と発言すると、ダウ平均の持ち直しとともに131.03円付近まで下げ渋る場面があった。

 ユーロドルは6営業日ぶりに反落。終値は1.0831ドルと前営業日NY終値(1.0856ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ長期化観測が高まる中、アジア市場では一時1.0930ドルと2月3日以来の高値を付けた。FOMCを受けて、米利上げ休止観測が強まったことも相場の支援材料。
 ただ、NY市場では頭の重い展開だった。ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が「ECBは5月の理事会で追加利上げを行う必要がある可能性」などと発言すると、1.09ドル台前半まで持ち直したものの、ダウ平均が下げに転じるとリスク・オフのドル買いが優勢となり、一時1.0825ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は続落。終値は141.73円と前営業日NY終値(142.67円)と比べて94銭程度のユーロ安水準。22時前に一時143.20円と日通し高値を付けたものの、ダウ平均の失速とともにリスク回避の円買い・ユーロ売りが強まると141.16円まで値を下げた。引けにかけては141円台後半まで下げ幅を縮めた。

本日の参考レンジ
ドル円:130.32円 - 131.66円
ユーロドル:1.0825ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:141.16円 - 143.20円

(中村)
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