東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、下振れ

 18日の東京外国為替市場で豪ドルは下振れ。4月の豪雇用統計は、失業率は予想や前回値の3.5%から3.7%へ悪化、新規雇用者数も予想の5.3万人増が0.43万人減となったほか、正規雇用者数も減少した。指標発表後、豪3年債利回りが3.22%台から3.13%台まで低下したこともあり、豪ドルは対ドルで0.6632ドル、対円で91.10円まで弱含んだ。ただ、その後は3日ぶりに反発スタートとなった上海株の動きなどもあり、それぞれ0.6654ドル前後、91.50円近辺へ戻した。

 ドル円は下げ渋り。12時時点では137.48円とニューヨーク市場の終値(137.68円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。本邦実需が背景とされる売りや、時間外取引の米10年債利回りが3.54%台、同2年債利回りも4.12%台まで低下したことから、137.29円まで下値を探った。しかし、日経平均株価や上海株が買い優位で推移するなかその動きも一服。137.50円付近へ反発した。

 ユーロ円も底堅い。12時時点では149.12円とニューヨーク市場の終値(149.25円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円や豪ドル円と同様に上下。148.87円まで下落後、149.13円前後へ戻した。
 
 ユーロドルは限定的な値動き。12時時点では1.0846ドルとニューヨーク市場の終値(1.0840ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下が先行した場面で1.0848ドルまで小幅に上値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.29円 - 137.72円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:148.87円 - 149.27円

(関口)
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