東京外国為替市場概況・10時 豪ドル、強含み

 7日の東京外国為替市場で豪ドルは強含み。ロウ豪準備銀行(RBA)総裁が「追加の金融引き締めが必要となる可能性」「最近のデータはインフレ見通しの上振れリスクを示唆」などの見解を示した。総じて昨日の声明文と同様の内容だったが、発言後はじわりと豪ドル買いが入り、対ドルで一時0.6690ドル、対円で93.30円まで値を上げた。

 ドル円は小安い。10時時点では139.37円とニューヨーク市場の終値(139.63円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。手掛かりは乏しかったものの昨日NYタイム午後からのもみ合いレンジをやや下放れ10時過ぎには139.29円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0700ドルとニューヨーク市場の終値(1.0693ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが軟化するなか、昨日NY入りにかけて優勢だったドル売りの流れが盛り返し1.07ドル台を回復。1.0704ドルまでじり高となった。

 ユーロ円はやや重い。10時時点では149.13円とニューヨーク市場の終値(149.32円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。対ドルで円とユーロがともに底堅く推移したことからしばらくもみ合いが続いたものの、ドル円が下値を広げるとユーロ円も149.02円までじり安となった。


ドル円:139.29円 - 139.68円
ユーロドル:1.0691ドル - 1.0704ドル
ユーロ円:149.02円 - 149.39円

(関口)
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