欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 6日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では144.63円と20時時点(144.08円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。米5月非農業部門雇用者数が前月比+13.9万人と予想の同比+13.0万人を上回ったことで、144.68円まで上値を伸ばした後、4月分が速報値の+17.7万人から+14.7万人へ下方修正されたことで144.09円前後まで反落した。しかし、平均時給が前月比+0.4%、前年比+3.9%と予想を上回り、米10年債利回りは4.46%台まで上昇したことで、144.74円まで切り返した。
 
 ユーロドルは小安い。22時時点では1.1396ドルと20時時点(1.1422ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。予想を上回った米5月非農業部門雇用者数を受けて、一時1.1387ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は強含み。22時時点では164.82円と20時時点(164.58円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて、一時164.89円まで上値を伸ばした。

 ドル/カナダドル(CAD)は、カナダの5月失業率は予想通り7.0%、新規雇用者数は0.88万人増と予想(1.25万人減)より強かったものの、予想を上回った5月米非農業部門雇用者数を受けたドル買いで、一時1.3702CADまで上昇した後、1.3660CAD台まで下押すなど荒い動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 144.74円
ユーロドル:1.1387ドル - 1.1457ドル
ユーロ円:164.15円 - 164.89円

(山下)
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