欧州マーケットダイジェスト・15日 株まちまち・金利低下・ドル安

(15日終値:16日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.25円(15日15時時点比▲0.26円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=173.33円(△0.32円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1771ドル(△0.0042ドル)
FTSE100種総合株価指数:9277.03(前営業日比▲6.26)
ドイツ株式指数(DAX):23748.86(△50.71)
10年物英国債利回り:4.633%(▲0.038%)
10年物独国債利回り:2.691%(▲0.024%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
8月独卸売物価指数(WPI)
前月比     ▲0.6%     ▲0.1%
8月スイス生産者輸入価格
(前月比)   ▲0.6%     ▲0.2%
7月ユーロ圏貿易収支
(季調済)53億ユーロの黒字 37億ユーロの黒字・改
(季調前)124億ユーロの黒字  70億ユーロの黒字

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げがほぼ確実視される中、全般ドル売りが先行。22時過ぎに一時147.23円と日通し安値を付けた。なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「手遅れだ。今すぐ金利を引き下げなければならない。しかも、当初の想定よりも大幅な引き下げだ。住宅価格は急騰するだろう!!!」と投稿し、米連邦準備理事会(FRB)に「大幅な」利下げを実施するよう改めて要求した。
 ただ、前週末の安値147.12円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。

・ユーロドルは底堅い動き。アジア市場では一時1.1716ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。欧州中央銀行(ECB)の利下げ局面は終わりに近づいているとの見方が広がる一方、FRBは16-17日のFOMCで利下げを再開することがほぼ確実視されており、金融政策の方向性の違いを意識したユーロ買い・ドル売りが入りやすかった。1時過ぎには一時1.1774ドルと日通し高値を更新した。
 なお、シュナーベルECB専務理事は「金利は適切な水準にある」と述べた一方、「インフレの上方リスクが優勢になりつつある」などと発言した。

・ユーロ円は下値が堅かった。アジア時間に一時172.90円と日通し安値を付けたあとはじりじりと下値を切り上げる展開に。21時30分前には一時173.45円と週明け早朝取引で付けた日通し高値に面合わせした。ユーロドルの上昇につれた買いが相場を下支えした。

・ロンドン株式相場は小幅ながら続落。今週のFOMCや英中銀金融政策委員会(MPC)など重要イベントを前に様子見ムードも強く、相場は大きな方向感は出なかった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られた半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われた。

・フランクフルト株式相場は反発。今週のFOMCでの利下げがほぼ確実視される中、投資家が運用リスクをとりやすくなるとの見方から買いが入った。個別ではラインメタル(2.82%高)やインフィニオン・テクノロジーズ(2.82%高)、シーメンス・エナジー(2.77%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(中村)
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