欧州マーケットダイジェスト・18日 株高・金利上昇・ドル底堅い

(18日終値:19日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.87円(18日15時時点比△0.52円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=174.30円(△0.57円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1787ドル(▲0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:9228.11(前営業日比△19.74)
ドイツ株式指数(DAX):23674.53(△315.35)
10年物英国債利回り:4.676%(△0.051%)
10年物独国債利回り:2.726%(△0.051%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
7月ユーロ圏経常収支(季調済)
    277億ユーロの黒字 358億ユーロの黒字
ノルウェー中銀、政策金利
     4.00%に引き下げ    4.25%
7月ユーロ圏建設支出
(前月比)   0.5%     ▲0.7%・改
(前年比)   3.2%      1.8%・改
英中銀(BOE)、政策金利
     4.00%で据え置き    4.00%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、NYの取引時間帯に入ると値を上げた。21時30分発表の9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.13%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、22時30分過ぎに一時148.27円と日通し高値を更新した。
 ただ、買い一巡後はやや伸び悩んだ。米10年債利回りの上昇が一服したことや、8月米景気先行指標総合指数が予想を下回ったことなどが相場の重し。2時30分過ぎには147.81円付近まで下押しした。

・ユーロドルは頭が重かった。日本時間夕刻に一時1.1848ドルと日通し高値を付けたものの、買いが一巡すると徐々に弱含んだ。堅調な米経済指標を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが進んだ流れに沿った。23時前に一時1.1750ドルと日通し安値を付けた。ただ、米長期金利の上昇が一服すると1.1794ドル付近まで下げ渋っている。
 なお、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁は「今後も非常に慎重な姿勢を維持し続けなければならない」「現行の政策スタンスは適切」などと述べたと伝わった。

・ポンドドルも頭が重かった。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通り政策金利を4.00%に据え置くことを決めたと発表。直後には一時1.3661ドルと日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。BOEが量的引き締め(QT)ペースを縮小したことなどが相場の重しとなり、一時1.3534ドルと日通し安値を更新した。
 なお、QTペース縮小は7対2で決定。2009年から21年までに買い入れた国債の売却を年間1000億ポンドから700億ポンドに縮小する。市場予想は800億ポンドへの縮小だった。

・ユーロ円は買い先行後、もみ合い。欧州株相場の上昇などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが先行。18時前に一時174.47円と昨年7月11日以来約1年2カ月ぶりの高値を更新した。ただ、NY市場ではドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・ロンドン株式相場は小幅続伸。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や本日の英中銀金融政策委員会(MPC)を波乱なく通過したことで、買い安心感が広がった。ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが買われた半面、アストラゼネカなど医薬品株が売られた。

・フランクフルト株式相場は続伸。前日のFOMCを波乱なく通過したことで、買い安心感が広がった。個別ではSAP(5.42%高)やザランド(5.30%高)、コンチネンタル(4.29%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は下落。独国債の発行増などが意識されて売りが優勢となった。

(中村)
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