欧州マーケットダイジェスト・24日 英株最高値・金利上昇・ドル下げ渋り

(24日終値:25日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=152.81円(24日15時時点比▲0.13円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.67円(△0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1627ドル(△0.0021ドル)
FTSE100種総合株価指数:9645.62(前営業日比△67.05)
ドイツ株式指数(DAX):24239.89(△32.10)
10年物英国債利回り:4.432%(△0.009%)
10年物独国債利回り:2.626%(△0.043%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
9月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比)   0.5%      0.6%・改
(前年比)   1.5%       0.7%
9月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比)   0.6%      1.0%・改
(前年比)   2.3%      1.3%・改
10月仏消費者信頼感指数
         90       88・改
10月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
        48.3       48.2
10月仏サービス部門PMI速報値
        47.1       48.5
10月独製造業PMI速報値
        49.6       49.5
10月独サービス部門PMI速報値
        54.5       51.5
10月ユーロ圏製造業PMI速報値
        50.0       49.8
10月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
        52.6       51.3
10月英製造業PMI速報値
        49.6       46.2
10月英サービス部門PMI速報値
        51.1       50.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。米重要指標の発表を控えてしばらくは152円台後半でのもみ合いが続いたが、NYの取引時間帯に入り、9月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.3%/前年比3.0%と予想の前月比0.4%/前年比3.1%を下回り、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比0.2%/前年比3.0%と予想の前月比0.3%/前年比3.1%より弱い内容だったことが分かると円買い・ドル売りが進行。一時152.30円と日通し安値を更新した。市場では「米関税の影響で上振れリスクがあるとの指摘もあったが、インフレ圧力は想定ほど高くない」との声が聞かれた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。10月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、153.02円付近まで持ち直した。
 もっとも、アジア時間に付けた日通し高値153.06円や10日の高値153.27円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。10月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が予想を下回ったことも相場の重しとなり、そのあとは152円台後半でのもみ合いに転じた。

・ユーロドルは伸び悩み。9月米CPIの下振れを受けて一時1.1648ドルと日通し高値を付けたものの、21日の高値1.1655ドルや一目均衡表雲の下限1.1656ドルがレジスタンスとして働くと伸び悩んだ。
 なお、米CPIの結果について市場では「米連邦準備理事会(FRB)にとって安心材料。関税の波及効果は概ね控えめで、焦点は労働市場の弱体化に完全に移っている」との声が聞かれた。

・ユーロ円はじり高。欧米株価の上昇などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが先行。23時前に一時177.83円と日通し高値を付けた。ただ、9日に付けたユーロ導入以来の高値177.94円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

・ロンドン株式相場は5日続伸し、史上最高値を更新した。前日の米株高などを手掛かりに買いが先行。米インフレ指標の下振れを受けて、本日の米国株が大幅に上昇したことも相場の支援材料。HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が買われたほか、コンパス・グループやネクストなど一般消費財サービスが値上がりした。

・フランクフルト株式相場は小幅ながら続伸。米インフレ指標の下振れを受けて、本日の米国株が大幅に上昇すると独株にも買いが波及した。ただ、週末を控えたポジション調整目的の売りも出たため、上値は限定的だった。個別ではシーメンス・エナジー(4.98%高)やハイデルベルク・マテリアルズ(3.47%高)、コメルツ銀行(1.68%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は下落した。株高を受けた。


(中村)
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