欧州マーケットダイジェスト・27日 株高・金利上昇・円失速

(27日終値:28日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.32円(27日15時時点比△0.33円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=181.26円(△0.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1595ドル(▲0.0007ドル)
FTSE100種総合株価指数:9693.93(前営業日比△2.35)
ドイツ株式指数(DAX):23767.96(△41.74)
10年物英国債利回り:4.450%(△0.027%)
10年物独国債利回り:2.680%(△0.009%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
12月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
        ▲23.2      ▲24.1
11月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値)   ▲14.2       ▲14.2
11月ユーロ圏経済信頼感指数
         97.0       96.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い戻しが先行後、もみ合い。野口日銀審議委員が「目標達成が見通し期間後半なら金利調整も適切ペースで」と述べたことを受けて、東京午前に一時155.73円まで下落したものの、前日の安値155.65円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。欧州勢参入後も円安・ドル高の流れが継続し、18時30分過ぎには156.40円付近まで持ち直した。ただ、オセアニア時間に付けた日通し高値156.49円を上抜けることは出来なかった。
 NYの取引時間帯に入ると、徐々に値動きが細った。米国市場が感謝祭で休場のため、市場参加者が激減し商いは低調に。値幅は15銭程度と狭い範囲内での推移にとどまった。

・ユーロドルは下値が堅かった。欧州勢が参入すると、対欧州通貨中心にドル高が進行。19時前に一時1.1577ドルと日通し安値を付けた。ポンドドルは一時1.3210ドルまで下落したほか、ドルスイスフランは0.8062スイスフランまで上昇した。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、2時過ぎには1.1602ドル付近まで持ち直した。もっとも、アジア時間に付けた日通し高値1.1613ドルを上抜けることは出来なかった。
 欧州中央銀行(ECB)が公表した10月29-30日分の理事会議事要旨では「ECB当局者が利下げを急いでいない」ことが判明。「高い不確実性が続く中、一部当局者からは利下げサイクルは終了した」との見方も示された。

・ユーロ円は強含み。ドル円の買い戻しやユーロドルの下げ渋りにつれた円売り・ユーロ買いが出ると、24時前に一時181.31円付近まで値を上げた。ただ、オセアニア時間に付けた日通し高値181.43円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。米国が感謝祭の祝日で休場となったため、積極的な売買は手控えられた。ナショナル・グリッドやSSEなど公共事業株が買われたほか、バークレイズなど金融株が値上がりした。半面、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られた。

・フランクフルト株式相場は4日続伸。米国の追加利下げ観測や前日の米国株高が投資家心理の改善につながり、独株にも買いが入った。ただ、本日は米国が感謝祭の祝日で休場となったため、商いは低調だった。個別ではインフィニオンテクノロジーズ(2.64%高)やシーメンス・エナジー(1.96%高)、ドイツ証券取引所(1.81%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は下落。株高を受けた。

(中村)
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