ニューヨーク外国為替市場概況・12日 ドル円、3日続伸

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は159.35円と前営業日NY終値(158.95円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。イランの国営テレビはこの日、殺害されたハメネイ師の後継者でイランの新しい最高指導者に選出されたモジタバ師の初の声明を公開。この中でモジタバ師は「ホルムズ海峡は引き続き閉鎖されるべきだ」「戦争が持続すれば、他の戦線が開かれる」と述べたうえで、米国への徹底抗戦の構えを強調した。中東情勢の緊迫化に伴う供給懸念から、WTI原油先物価格が1バレル=97ドル台まで上昇すると、ダウ平均が一時750ドル超下落するなど、米国株相場が大幅に下落。為替市場では「有事のドル買い」が進んだ。ドル円は4時30分前に一時159.43円まで上昇し、1月14日に付けた年初来高値159.45円に迫った。
 なお、イラン副外相の話として「ホルムズ海峡に機雷を敷設していない」「複数の船舶のホルムズ海峡通過を許可した」との報道が伝わると、原油高・株安・ドル高の動きが一服し、ドル円も伸び悩む場面があったが、下押しは限定的だった。

 ユーロドルは3日続落。終値は1.1512ドルと前営業日NY終値(1.1567ドル)と比べて0.0055ドル程度のユーロ安水準だった。20時30分過ぎに一時1.1566ドル付近まで値を戻す場面もあったが、オセアニア時間に付けた日通し高値1.1575ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。モジタバ・イラン最高指導者の発言をきっかけに、原油先物が再び上昇傾向を強めると、株安とドル高が進み一時1.1510ドルと日通し安値を更新した。
 なお、9日に付けた年初来安値1.1507ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。

 ユーロ円は6営業日ぶりに反落。終値は183.44円と前営業日NY終値(183.86円)と比べて42銭程度のユーロ安水準。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況となった。NY市場では183円台前半から半ばでのレンジ取引に終始した。

本日の参考レンジ
ドル円:158.57円 - 159.43円
ユーロドル:1.1510ドル - 1.1575ドル
ユーロ円:183.22円 - 183.91円

(中村)
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