セントラル短資FXトップ 6月
PR

ニューヨーク外国為替市場概況・30日 ドル円、5日ぶり反落

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5営業日ぶりに反落。終値は159.71円と前営業日NY終値(160.31円)と比べて60銭程度のドル安水準だった。三村淳財務官はこの日、「そろそろ断固たる措置が必要となる」などと述べ、足もとの円安進行を強くけん制。政府・日銀による為替介入への警戒感が拡大し、全般円買いが優勢となった。欧米市場に入っても円高の流れが継続し、22時過ぎに一時159.33円と日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。中東情勢の混乱が長期化するとの懸念が根強い中、原油先物相場が底堅く推移。対欧州・オセアニア通貨中心にドル高が進んだ影響を受けて、一時159.74円付近まで下げ幅を縮めた。WTI原油先物価格はイラン戦争が始まって以来、初めて1バレル=100ドルを超えて取引を終えた。
 なお、片山さつき財務相は主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁・エネルギー担当相会議後、「原油先物市場の変動が為替市場に波及している」とし、「非常に高い緊張感を持って市場を注視している」などと述べた。また、原油先物相場への介入案に関しては「特定の問題について話し合ったとか、合意されたとか、そういうことはない」と話した。

 ユーロドルは5日続落。終値は1.1465ドルと前営業日NY終値(1.1509ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ米大統領が自身のSNSに「イランと真剣な協議を行っており、大きな進展があった」と投稿したことで、米国とイランの停戦協議が進展するとの期待が高まる場面もあった。ただ、イラン側がこの発言を否定したことで、原油先物は上昇し、一時450ドル超上昇したダウ平均は下げに転じた。為替市場では「有事のドル買い」が優勢となり、0時30分前に一時1.1443ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.61と昨年5月以来の高水準を付けた。
 なお、イラン外務省は「戦争が始まって以来、米国とのいかなる交渉も行っていない」と表明。WTI原油先物価格は通常取引終了後に一時105.36ドル前後まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は大幅に反落。終値は183.10円と前営業日NY終値(184.52円)と比べて1円42銭程度のユーロ安水準。政府・日銀による為替介入への警戒感が高まる中、全般円買いが進行。ユーロドルの下落につれた売りも相場の重しとなり、1時30分過ぎに一時182.59円と日通し安値を更新した。

本日の参考レンジ
ドル円:159.33円 - 160.46円
ユーロドル:1.1443ドル - 1.1527ドル
ユーロ円:182.59円 - 184.62円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。