ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ドル円、8日ぶり反落

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は8営業日ぶり反落。終値は158.92円と前営業日NY終値(159.07円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。低下していた米10年債利回りが低下幅を縮めるにつれて23時過ぎには一時159.17円と本日高値を付けた。ただ、「パキスタン軍の指導者が明日イランを訪問し、合意文書の最終版を発表する可能性」と中東メディアが報じたことで、一転して売りが優勢に。トランプ米大統領が「イランとの協議において最終段階に入っている」と発言したことも売りを誘い、米金利低下とともに一時158.60円まで下げ足を速めた。
 一方で、イラン外務省報道官は「イランは米国側の見解を検討中」と慎重な姿勢を示したこともあり売りは一服。その後は158.90円台まで持ち直した。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表では、より多くの当局者が利上げの可能性を容認する姿勢を示していたことが分かった。

 ユーロドルは反発。終値は1.1624ドルと前営業日NY終値(1.1605ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。全般ドル買い圧力が高まった影響から一時1.1583ドルまで値を下げ、4月7日以来の安値を付けた。もっとも、米イランの早期合意期待が高まると、有事のドル買いを巻き戻す動きが優勢に。一時1.1645ドルまで買い上げられる場面があった。
 なお、欧州中央銀行(ECB)は6月の利上げに踏み切る公算が極めて大きいものの、その後の追加措置については明言を避け、7月の連続利上げ観測を牽制する見通しであることが関係筋の話で明らかになったと一部通信社が伝えた。

 ユーロ円は反発。終値は184.72円と前営業日NY終値(184.62円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの買い戻しにつれて円売り・ユーロ買いが進行。一時184.79円まで値を上げるなど、底堅い動きが続いた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:158.60円 - 159.17円
ユーロドル:1.1583ドル - 1.1645ドル
ユーロ円:184.27円 - 184.79円


(越後)
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