欧州マーケットダイジェスト・8日 株まちまち・金利上昇・ユーロ底堅い

(8日終値:9日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=160.16円(8日15時時点比▲0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.79円(△0.19円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1538ドル(△0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:10373.20(前営業日比△5.15)
ドイツ株式指数(DAX):24616.22(▲142.83)
10年物英国債利回り:4.943%(△0.040%)
10年物独国債利回り:3.060%(△0.022%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
4月独製造業新規受注
(前月比)    ▲3.8%     4.5%・改
(前年比)    1.6%      6.1%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは持ち直した。イスラエルとイランの交戦が再燃し、中東情勢が緊迫化すると、原油先物相場が上昇。為替市場では「有事のドル買い」が優勢となった。18時30分過ぎには一時1.1500ドルと3月31日以来の安値を付けた。
 ただ、イラン軍が対イスラエル作戦を停止したと発表し、イスラエルもイランへの攻撃を停止したと伝わると、原油先物相場が急失速し、一転ドル売りが優勢に。22時30分前には1.1555ドルと日通し高値を更新した。
 もっとも、米長期金利が再び上昇に転じると徐々に上値が重くなった。23時30分前には1.1532ドル付近まで下押しした。前週末の堅調な5月米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が高まる中、ドル買いが入りやすい面もあった。

・ドル円は下げ渋り。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、日本時間夕刻に一時159.86円と日通し安値を付けたものの、前週末の安値159.75円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。
 NYの取引時間帯に入り、米長期金利が低下すると戻りが鈍くなったものの、米長期金利が上昇に転じると再びドル買いが入り160.20円付近まで値を戻した。

・ユーロ円は底堅い動き。ドル円の下落を受けて円買い・ユーロ売りが先行すると一時184.01円と日通し安値を更新したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の下げ渋りやユーロドルの持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いが出た。1時前には184.87円付近まで値を戻した。

・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。中東情勢の悪化や原油先物相場の上昇を受けて売りが先行したものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。イラン軍が対イスラエル作戦を停止したと発表し、イスラエルもイランへの攻撃を停止したと伝わると上げに転じた。

・フランクフルト株式相場は続落。中東情勢の悪化や原油先物相場の上昇を受けて売りが先行したものの、イラン軍が対イスラエル作戦を停止したと発表し、イスラエルもイランへの攻撃を停止したと伝わると下げ渋った。個別ではBASF(4.18%安)やハイデルベルク・マテリアルズ(3.63%安)、ブレンターク(3.45%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

(中村)
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