欧州マーケットダイジェスト・1日 原油安・株高・金利低下・ユーロ高

(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=158.71円(1日15時時点比△0.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.93円(△0.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1593ドル(△0.0024ドル)
FTSE100種総合株価指数:10364.79(前営業日比△188.34)
ドイツ株式指数(DAX):23298.89(△618.85)
10年物英国債利回り:4.830%(▲0.086%)
10年物独国債利回り:2.986%(▲0.018%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
2月スイス小売売上高
(前年同月比) 0.9%     ▲0.6%・改
3月スイス製造業PMI
        53.3       47.4
3月仏製造業PMI改定値
        50.0       50.2
3月独製造業PMI改定値
        52.2       51.7
3月ユーロ圏製造業PMI改定値
        51.6       51.4
3月英製造業PMI改定値
        51.0       51.4
2月ユーロ圏失業率
        6.2%      6.1%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは強含み。トランプ米大統領が自身のSNSに「イランの新たな指導者が米国に停戦を求めてきた」と投稿。また、一部通信社とのインタビューでは「かなり早くイランから引き揚げる」との考えを示した。米国とイランの紛争終結期待が高まると、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが広がった。原油先物相場の下落や欧州株相場の上昇もユーロ買い・ドル売りを促し、24時頃に一時1.1627ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、停戦を巡る不透明感も根強く、3時過ぎには1.1588ドル付近まで伸び悩んだ。イラン外務省報道官は「イランが停戦を要請したとするトランプ米大統領の発言は虚偽で根拠がない」と話したほか、アラグチ・イラン外相は「ホルムズ海峡の将来はイランとオマーンだけが決める」と述べたと伝わった。

・ドル円はもみ合い。中東情勢の緩和期待を背景にドル売りが出た半面、本日発表の3月ADP全米雇用報告や2月米小売売上高、3月米ISM製造業景況指数が軒並み予想を上回ったことを手掛かりにドル買いが入ったため、相場は大きな方向感が出なかった。日本時間2日10時に予定されているトランプ米大統領のイラン情勢に関する演説に注目が集まる中、積極的な売買が手控えられた面もあった。

・ユーロ円は底堅い動き。ホルムズ海峡を巡る不透明感は残るものの、中東での戦闘終結への期待感が広がる中、世界的な株高を受けて円売り・ユーロ買いが優勢となった。ユーロドルの上昇につれた買いも入り、24時前に一時184.25円と日通し高値を更新した。

・ロンドン株式相場は3日続伸。ホルムズ海峡を巡る不透明感は残るものの、米国とイランの軍事衝突が近く収束するとの期待から、前日の米国株や本日のアジア株が大幅に上昇。英株にも買いが波及した。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が買われたほか、HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は大幅に3日続伸。トランプ米大統領の発言を受けて、米国がイランでの軍事作戦を早期に終了させる可能性が意識されると株買いが膨らんだ。個別ではラインメタル(9.48%高)やシーメンス・エナジー(6.99%高)、インフィニオン・テクノロジーズ(5.66%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇。中東での軍事衝突が終結に向かうとの観測が高まる中、原油先物相場が下落すると債券買いが広がった。

(中村)
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