欧州マーケットダイジェスト・19日 株安・金利上昇・ユーロ底堅い

(19日終値:20日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.27円(19日15時時点比▲0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.05円(△0.64円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1475ドル(△0.0045ドル)
FTSE100種総合株価指数:10363.27(前営業日比▲36.43)
ドイツ株式指数(DAX):24985.82(▲40.98)
10年物英国債利回り:4.842%(△0.085%)
10年物独国債利回り:2.985%(△0.056%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
5月独生産者物価指数(PPI)
(前月比)   0.3%       1.2%
5月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比)   1.2%     ▲1.0%・改
(前年比)   3.2%      0.1%・改
5月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比)   1.2%     ▲0.1%・改
(前年比)   4.6%       1.1%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは持ち直した。米イラン交渉の先行き不透明感や、米利上げ観測の高まりを背景に、アジア市場ではユーロ売り・ドル買いが優勢となり一時1.1418ドルと3月16日以来約3カ月ぶりの安値を付けた。
 ただ、3月13日・16日の安値1.1411ドルがサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。欧州勢参入後は週末を控えたポジション調整目的のユーロ買いも入った。米政府高官の話として「イスラエルと親イラン組織ヒズボラは停戦で合意」との報道が伝わると、全般ドル売りが活発化し、一時1.1477ドルと日通し高値を更新した。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローも観測された。

・ドル円は161円台前半でのもみ合いに終始した。本日は米国がジューンティーンスの祝日で休場だったことから市場参加者が激減し商いは低調。閑散取引の中、狭いレンジ内での値動きにとどまった。なお、中東情勢に関する報道で売買が交錯する場面もあったが、反応は一時的だった。
 なお、「イスラエルとヒズボラは停戦で合意」と報じられたあとは、「イスラエル軍報道官は『必要な限り攻撃を継続する』との声明を発表」「ヒズボラもイスラエルが停戦に違反なら対応する」「イスラエルのネタニヤフ首相はレバノンでの停戦更新に合意」などと伝わった。

・ユーロ円は底堅い動き。アジア時間に一時184.30円と前日の安値に面合わせしたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時185.12円と日通し高値を更新した。

・ロンドン株式相場は続落。米・イラン交渉の先行き不透明感や、米利上げ観測の高まりを背景に株売りが出た。英議会下院の補欠選挙が実施され、現マンチェスター市長で労働党のバーナム氏が当選。スターマー英首相への退陣圧力が強まる公算となったことも相場の重しとなった。

・フランクフルト株式相場は7日ぶりに反落。米・イラン交渉の先行き不透明感や、米利上げ観測の高まりが相場の重しとなった。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。個別ではフォルクスワーゲン(4.35%安)やMTUエアロ・エンジンズ(2.46%安)、アディダス(1.71%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。英次期首相の有力候補と目されているバーナム・マンチェスター市長は18日投開票の英下院補欠選挙で勝利。スターマー首相に挑戦する道が開かれたため、政治的な不透明性が意識され、英国債に売りが出た。

(中村)
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